2018年11月1日

Planetway、ホワイトハッカー育成を含む包括的なセキュリティ支援事業「PlanetGuardians」を本格化

〜国内外屈指のセキュリティ専門家のリードのもと、企業におけるセキュリティ推進に必要な組織体制構築や人材育成を支援〜

Planetway Corporation(本社:米国カリフォルニア州、代表:平尾憲映、以下Planetway)は、企業におけるセキュリティ推進に必要な組織体制構築および高度セキュリティ人材育成支援を行う「PlanetGuardians(プラネット・ガーディアンズ)」(以下、本事業)を本格的に開始することをお知らせします。本事業を通じて、企業における強固なセキュリティ体制の構築のみならず、日本におけるセキュリティに関するリテラシーの総合的な向上を目指します。

本事業の推進は、日系企業におけるセキュリティに精通し、特にセキュリティの厳しい金融業界でグローバルな実績を持つ鎌田敬介氏、Planetwayの取締役でありNATOサイバー防衛センターで技術演習企画や世界最先端のサイバーレンジ「Locked Shields(ロックド・シールズ)」の開発・導入を先導した実績を持つヤーン・プリッサル、一般社団法人JPCERTコーディネーションセンターで標的型攻撃などのインシデント対応の経験を持ち、現在Planetway Japan株式会社(以下、日本支社)に在籍する竹田春樹の3名が担当することになります。今後、推進担当を通して、お客様となる企業に対してサービスの提供を行います。

同時に本事業の統括・指揮を担う鎌田敬介氏は、日本支社の執行役員CGO(Chief Guardians Officer)に就任します。尚、鎌田氏はCGOとしての業務の傍ら、金融業界等での他のセキュリティ支援を継続します。

Planetwayの代表取締役&ファウンダーの平尾憲映は次のように述べています。
「近年サイバー攻撃が高度化し、企業による情報漏洩などの被害が増加しています。反対に、企業におけるサイバー攻撃に対応する組織体制や人材育成が不十分であり、世界中で喫緊の課題となっています。Planetwayのヤーン・プリッサルの持つ世界最先端のセキュリティに関する知見と鎌田氏の持つ日本トップレベルのセキュリティに関する知見を融合することにより、これまでにない最新鋭のサービスを国内外の企業に提供できることを確信しています。」

Planetwayの取締役のヤーン・プリッサルは次のように述べています。
「鎌田氏はこれまで世界でも最も厳しいと言われる日本の金融業界におけるセキュリティ体制の構築・強化に尽力してきました。今回、鎌田氏がCGOとして、新たに『PlanetGuardians』事業の責任者に就任することで、日本企業に対する網羅的かつ高度なセキュリティ・プログラムを提供していくことができます。」

「PlanetGuardians」推進担当のプロフィール

鎌田敬介(カマタケイスケ)氏
サイバーセキュリティ領域において17年間に及ぶ経験を持ち、国内外講演・技術者向けのハンズオントレーニング、サイバーセキュリティ人材育成、カウンターインテリジェンスなどについて幅広く活動。特に、セキュリティ管理が厳しい金融業界において豊富な知見を有し、2014年には一般社団法人金融ISACの立ち上げに参画。金融庁参与も務めるほか、政府機関の委員や企業向けのアドバイザーなど複数の役割を担う。それ以前は、三菱東京UFJ銀行にて、サイバーセキュリティチームの立ち上げと戦略立案・推進を担うとともに、三菱UFJフィナンシャル・グループの企業間のサイバーセキュリティ連携の取り組みも進めた。さらに、一般社団法人JPCERTコーディネーションセンターでは、インシデント対応や脆弱性分析などのテクニカルオペレーションを経験した後、国際部部長代理として、主に東南アジア各国における国家CSIRT(シーサート: Computer Security Incident Response Team)の設立を支援した実績も持つ。2017年9月には、経営層向けの「サイバーセキュリティマネジメント入門(KINZAIバリュー叢書)」を出版。

ヤーン・プリッサル
2017年7月、Planetwayに参画。サイバー犯罪者や高度なサイバー攻撃の防衛において15年以上の実務経験を有し、エストニア共和国大統領からホワイトスター勲章を受章した重要インフラや情報資産の防衛分野における世界的権威。これまで、エストニア共和国のサイバー ディフェンスユニットの副司令官や新興テクノロジー企業数社でCTO(最高技術責任者)およびエンジニアを歴任。NATOサイバー防衛センターでは、技術演習企画を先導。またエストニア最大の銀行でITリスクマネージメントのリーダーを務めていた2007年には、エストニアに向けて実行されたサイバー攻撃への対応において、 重要な役割を果たした。その他、自身のエージェンシーから ボランティアやセキュリティエクスパートの集結を支援し、数年来ホワイトチームを指揮。タリン工科大学とフランス・ トゥールーズのポール・サバティエ大学で修士号を取得。公認情報システム監査人(CISA)の資格を所持。

竹田春樹(タケダハルキ)
2004年より、一般社団法人JPCERTコーディネーションセンターにてサイバーセキュリティに関わる業務を開始。一般社団法人 JPCERTコーディネーションセンターでは、定点観測システムの運用、情報収集発信を行う早期警戒業務などを経験し、2006年よりアーティファクトアナリストとしてアーティファクト分析業務に従事。アーティファクト分析業務では、インシデント対応支援業務を通して標的型攻撃など、実際に発生したインシデントで確認したマルウエアや各種ログ情報、攻撃ツールなどの各種アーティファクトの調査・分析業務を実施。2012年、同グループのリーダー、2016年にマネージャーに就任。また、対外的な講演やハンズオントレーニングの講師を行うなど幅広く活動を行う。2018年9月よりPlanetwayに参画。現在はOSINT (Open Source Intelligence)を用いた情報収集分析業務を中心に活動を行なっている。

以上

Planetwayについて
Planetway Corporationは、米国カリフォルニア州に本社を構え、電子行政先進国とされるエストニア共和国の国民番号制度を支える情報連携技術に、独自開発を加えたプラットフォームのコア技術「PlanetCross」を展開するスタートアップ企業です。Planetwayは、個人およびプライバシーに関する情報の権利は、本来企業や団体ではなく個人に帰属すべきであるとの理念のもと、「For the Human-centric and Secure Planet」をミッションとして掲げ、『本人自身の判断による、許諾、否認』を前提とした個人情報の公開/活用の促進を目指しています。

コーポレートウェブサイト(日本語):https://planetway.com
公式Facebookページ(日本語): www.facebook.com/pwlvc/

PlanetGuardiansについて
PlanetGuardiansは、2018年5月よりPlanetwayが開始した企業においてリスク管理、危機管理、セキュリティ対策に必要となる人材育成・組織体制構築を支援する事業です。本事業では、NATOサイバーテロ防衛センター、国際諜報機関、国際警察機関においてサイバーセキュリティエンジニア/トレイナー/アドバイザーとしての経験を持つセキュリティの専門家によるグローバルスタンダードな高度セキュリティ人材の育成プログラムも提供します。