AMD、「第2世代AMD EPYC™」プロセッサーの新製品を発表
—Dell EMC、HPE、Lenovo、Nutanix、SupermicroなどのOEMパートナーが80種類を超えるプラットフォーム上で新しい「AMD EPYC™ 7Fx2」プロセッサーをサポート—
—IBM Cloudは最新の「第2世代EPYC」プロセッサーを搭載した新しいベアメタルサーバーを発表—
AMD(米国本社:米カルフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO:リサ・スー)は本日、「第2世代AMD EPYC™」プロセッサー・ファミリーに新たに3機種が加わったことを発表しました。この新製品は、バランスと効率性に優れた「AMD Infinityアーキテクチャー」と「Zen 2」コアを組み合わせることにより、データベース、商用HPC、ハイパーコンバージド・インフラストラクチャー向けのワークロードに対してパフォーマンスを最適化しています。
新しい「AMD EPYC™ 7F32(8コア)」、「EPYC™ 7F52(16コア)」、「EPYC™ 7F72(24コア)」は、ベース周波数を最大500 MHzまで引き上げ、大量のキャッシュ活用を可能にしています。これにより「AMD EPYC™」はコアあたりのパフォーマンスが世界で最も高いx86サーバーCPUとなりました(注1)。*
「AMD EPYC 7Fx2」プロセッサーは、競合製品と比較してSQL Server®において17%(注2)、ハイパーコンバージド・インフラストラクチャーにおいて47%上回るパフォーマンスを実現しているほか、世界記録となるVMmark® 3.1スコア(4ノードクラスターにてvSAN™をストレージティアに使用)を達成しました(注3)。また、HPCでは数値流体力学アプリケーションでは競合製品を94%上回るパフォーマンスを達成しています(注4)。
ギガヘルツ値を超えたバランスの取れたシステム
「第2世代AMD EPYC 7Fx2」プロセッサーは、高性能の「Zen 2」コア、PCIe® 4、DDR4-3200メモリーなどの優れたなシステム設計(注5)と、「AMD Infinityアーキテクチャー」を組み合わせることにより、「EPYC」ファミリーのなかでもコアあたり最高のパフォーマンスを提供します。
プロセッサー | コア/スレッド | TDP (Watts) | ベース/ブースト・クロック(注6) | トータルL3 キャッシュ | L3 キャッシュ/コア | 価格(1Ku) |
7F32 | 8/16 | 180W | 3.7 GHz/~3.9 GHz | 128MB | 16MB | $2,100 |
7F52 | 16/32 | 240W | 3.5 GHz/~3.9 GHz | 256MB | 16MB | $3,100 |
7F72 | 24/48 | 240W | 3.2 GHz/~3.7 GHz | 192MB | 8MB | $2,450 |
新しいプロセッサーはOEMパートナーとIBM Cloudから提供されます。詳細はこちらをご覧ください。
AMDについて
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