2019年2月20日

PTCとロックウェル・オートメーションのソリューションが 製 造業のデジタル変革を推進

様々な国・業種の企業が戦略的アライアンスによる新たなソリューションを導入

米PTC(本社:米国マサチューセッツ州、社長兼CEO:ジェームス・E・ヘプルマン、NASDAQ:PTC、以下PTC/日本法人:PTCジャパン株式会社、本社:東京都新宿区、代表取締役:桑原 宏昭)とロックウェル・オートメーションは、2019年2月5日、直近3か月間で、さまざまな国や業種で10社を超える製造業のデジタル変革の取り組みとしてFactoryTalk InnovationSuite, powered by PTCが選定されたことを2019 ARC Industry Forum会場で発表しました。PTCとロックウェル・オートメーションの共同ソリューションの導入により、企業は工場の様々なシステムを接続し、生産に関する実用的な洞察を得ることが可能になります。

これらの戦略的に重要となる顧客の獲得は、昨年発表したPTCとロックウェル・オートメーションの強力な戦略的アライアンスの重要性を立証するもので、PTCとしては、食品・飲料、鉱業、医薬品、消費者向けパッケージ製品などの、これまで未開拓であった業種の新規顧客が獲得できたことになります。また、この戦略的アライアンスにより、PTCは中国、韓国、中東、環太平洋南部諸国などの成長国・地域へとマーケットを拡大しています。果物、野菜、農産物を世界各国に供給しているベトナム企業、Lavifood社は、このソリューションがよりスマートでデータに基づく意思決定を実現している例です。加えて、ロックウェル・オートメーションは、複数の自社工場でFactoryTalk InnovationSuite, powered by PTCを導入しています。

PTC社長兼CEOのジム・へプルマン(Jim Heppelmann)は次のように述べています。
「製造業はIoT導入の最先端を進んでいます。PTCとロックウェル・オートメーションの戦略的アライアンスにより、両社の価値と専門性を組み込んだシンプルなソリューションが実現したことで、技術的な障壁を打ち破り、世界の様々な国・地域や業種において製造業によるデジタル変革の推進を支援できるようになりました。初期段階での成功は、産業界がより包括的なIoTソリューションを必要としており、導入体制が整っていることを示しています。将来を考えた場合、二社が協調したアプローチは、我々が支援する業界に長年にわたる効果をもたらすと確信しています。」

2018年11月に発売されたFactoryTalk InnovationSuite, powered by PTCは、様々なデータソースから膨大な量のデータをすばやく収集、体系化し、洞察を加えるという、かつてない機能を顧客に提供します。既設・新設の産業機器への迅速な接続をネイティブでサポートすることで、工場の生産システム(OT)関連のデバイスへの接続性を向上させます。このデータを情報システム(IT)関連のアプリケーションやシステムからのデータと結合することにより、意思決定者は、企業内のどこからでも、生産の健全性とパフォーマンスの全体像を把握することができます。

ARC Advisory Groupバイスプレジデントのクレイグ・レズニック(Craig Resnick)氏は次のように述べています。
「FactoryTalk InnovationSuite, powered by PTCは、PTCとロックウェル・オートメーションの戦略的アライアンスにより期待されていることを実現する手段を示すものです。このソリューションは、製造業におけるデジタル変革の簡略化を支援すべく開発されました。IIoTは、製造現場から経営層まで、製造プロセスをあらゆるレベルで改革し、革命をもたらすことに貢献するものであり、製造業に身を置くには最高のタイミングだと思います。今年以降、IIoTは製造業の水準をさらに上昇させる方向に働くことになると考えます。」

FactoryTalk InnovationSuite, powered by PTCは6月10日〜13日にボストンで開催される年次イベントLiveWorx19® でデモンストレーションが実施されます。詳細は、www.liveworx.com をご覧ください。

<関連情報>
ThingWorx IoT プラットフォーム
プレスリリース:PTCとロックウェル・オートメーション社、産業イノベーションの推進と成長の加速に向けた戦略的パートナーシップを発表 プレスリリース:ロックウェル・オートメーションとPTC、製造業のデジタル変革を推進する協調ソリューションを発表
ハーバード・ビジネス・レビュー:「なぜすべての組織で必要なのか AR戦略 拡張現実の並外れた可能性:PTC社長兼CEOのジェームス・E・へプルマン(James E. Heppelmann)、ハーバード大学マイケル・ポーター教授共著」
プレスリリースページはこちら:www.ptc.com/ja/news/2019/manufacturers-lead-digital-transformation-efforts-using-ptc-and-rockwell-automation 

PTCとロックウェル・オートメーションの戦略的アライアンスについて
この戦略的アライアンスは、両社のリソース、技術、専門性、市場プレゼンスを活用し、組織全体での技術協力やグローバル市場への共同アプローチ等を進めるものです。特にPTCとロックウェルは、両社が保有するスマートファクトリー技術を調和させ、PTCの受賞歴のあるThingWorx® IoT、産業用コネクティビティを提供するKepware® 、拡張現実(AR)プラットフォームのVuforia® を、ロックウェルのクラス最高の FactoryTalk® MES、FactoryTalk Analytics、およびIndustrial Automationの各プラットフォームと組み合わせました。これにより、顧客は生産性の向上、プラント効率の向上、運営リスクの低減、システム連携の向上を実現する、比類なき統合情報ソリューションが提供できるようになっています。

ロックウェル・オートメーションは、この戦略的アライアンスの一環として、PTCに10億ドルの株式投資を実施し、ロックウェル・オートメーションの会長兼CEOのブレイク・モレット(Blake Moret)氏はPTCの取締役会のメンバーとなっています。

ロックウェル・オートメーション社について
ロックウェル・オートメーション(NYSE:ROK)は、専業としては世界最大の産業用オートメーションと情報ソリューション企業で、お客様の生産性を高め、地球に優しい技術を提供します。ロックウェル・オートメーションは米国ウィスコンシン州ミルウォーキーに本社を置き、約23,000名の従業員が、世界80カ国以上の営業拠点でお客様をサポートしています。

*本内容は米PTCが2019年2月5日に発表した報道資料の翻訳です。

PTCについて(NASDAQ: PTC)
PTCは、スマートでコネクティッドな世界において、企業によるモノの設計、製造、運用、サービス改革の支援を行っています。1986年、PTCはデジタル3D設計に革命をもたらし、1998年には初めてインターネットベースの製品ライフサイクル管理(PLM)ソリューションの提供を開始。今日では、PTCのインダストリアル・イノベーション・プラットフォームと実証済みのソリューション群により、フィジカルとデジタル世界の融合によって生み出される新たな価値創造を支援しています。PTCのソリューションにより、製造業のみならず、パートナーや開発者のコミュニティは、モノのインターネット(IoT)や拡張現実(AR)の技術を活用し、未来のイノベーションを実現できます。

PTCジャパンについて
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区)。CAD、製品ライフサイクル管理 (PLM)、アプリケーション ライフサイクル管理 (ALM)、サプライチェーン管理 (SCM)、サービス ライフサイクル管理 (SLM) 、モノのインターネット (IoT) の各テクノロジー ソリューションにより、製造業における顧客企業を支援。拡張性と相互運用性に優れた製品設計ソフトウェア群の Creo、製品とサービスのライフサイクル全体にわたる製品コンテンツと業務プロセス一元管理のWindchill、ソフトウェア要件管理/変更・構成管理/テスト管理/実装管理のIntegrity、技術情報/サービスナレッジ管理/補修部品管理/保証・契約管理/フィールド サービス管理/サービス物流管理のServigistics、工学技術計算の設計と文書化を同時に行える Mathcad、IoTアプリケーション プラットフォームのThingWorx、拡張現実(AR)プラットフォームのVuforiaといった革新的なソフトウェア製品と、製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービス、テクニカルサポートを提供しています。

1992年3月設立。国内4事業拠点。Webサイト:www.ptc.com/ja

※PTCの社名、ThingWorx、Kepware、LiveWorx、PTCロゴマークおよびすべてのPTC製品の名称は、PTC Inc.(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標で