Datadog、新機能「Datadog Synthetics」を発表
ログ、トレース、パフォーマンスメトリクスとの関連付けにより根本原因の早期診断を実現
ニューヨーク、2018年11月16日:最新のクラウドアプリの監視プラットフォームを提供するDatadog(本社:米国ニューヨーク、CEO:オリヴィエ・ポメル)は本日、 ユーザートラフィックのシミュレーションによってアプリケーションのAPIの可用性を監視する新たな機能である「Datadog Synthetics」を発表しました。Datadog Syntheticsはインフラストラクチャやアプリケーションのパフォーマンスを監視するDatadogの統合プラットフォーム上に構築されており、「Datadog Synthetics」で検出された問題とログやトレース、インフラストラクチャメトリクスと関連づけて即座に障害の解消にあたれるようになります。
通常の外形監視システムの場合、問題が検知されるとエンジニアリングチームは複数の別々のツールを使って問題に関連するログやアプリケーショントレース、インフラストラクチャメトリックを抽出し、問題の根本原因を突き止めなければなりません。手作業でこうした段階を踏むことでシステム停止時間が長引くだけでなく、複数のシステム間にデータのギャップや不一致が存在する可能性もあり、根本原因の特定は極めて困難なだけでなく、特定不可能な場合もあります。
Syntheticsで検出した問題を、その他収集したウェブサイトの問題に関するあらゆるデータとともにエンジニアリングチームに提供することで 通知やトラブルシューティングのワークフローを簡素化します。Syntheticsは一旦問題を特定すると、ウェブサイトで運用されているサービスやアプリケーション、ホストもしくはコンテナからインフラストラクチャメトリクスやログ、トレースなど関連するデータを自動的に表示します。こうしてパフォーマンスデータを即座に提供することによって、根本原因を迅速に診断でき、問題解消までの時間を大幅に縮小できます。
Datadogのプロダクトマネジメント担当ディレクター、アルバート・ワン(Albert Wang)は次のように述べています。
「Datadog Syntheticsによって、Datadogのお客様はパフォーマンスの低下やバグ、機能停止について事前に通知を受け取ることができ、インフラストラクチャ監視、アプリケーショントレース、ログ管理を完全に一体化したDatadogの製品で問題の原因をより深く掘り下げることができます。」
SeatGeekのインフラストラクチャ部門リーダー、ホセ・ディアス(Jose Diaz)氏は次のように述べています。
「Datadogのモニタリング製品によって、当社のチームはより迅速に問題解消が図れるようになりました。Datadogがなければ外形監視ツールで機能停止アラートを受け取り、それからさらに別のツールに切り替えて実際の問題解消にあたらなければないでしょう。今はスピードを落とすことなくすべてを一カ所で確認することができます。」
Datadogのブログ: www.datadoghq.com/blog/introducing-synthetic-monitoring(英語)
Datadogについて
Datadogはハイブリッドクラウド環境のための運用監視サービスを提供して企業のアジリティの改善、効率向上を支援し、アプリケーションや組織全体を通じたエンドツーエンドの可視化を実現します。DatadogはこれらのサービスをSaaS型アナリティクスプラットフォームベースで提供することにより、開発やオペレーションをはじめとする社内の各部門の製品化の工程を加速し、アプリケーションのアップタイムを確保し、デジタルトランスフォーメーションへの取組みを完成させることができます。Datadogは2010年の提供開始以降、Activision、AT&T、Deloitte、Peloton、Samsung、Seamless、The Washington Post、T-Mobile、Turner Broadcasting、Whole Foodsをはじめとする7,000社以上の企業に採用されています。
※本プレスリリースは、2018年11月16日に米国ニューヨーク州ニューヨークで配信されたプレスリリースの抄訳です。