2019年10月29日

Box、IBMとの統合により、データ保護、ガバナンス、コンプライアンス

企業が管理するデータは、これまで以上に増え続けており、効果的なデータ保護が不可欠となっています。Boxは、IBMとの4年以上にわたるパートナーシップにより、世界中の企業がクラウドから享受できる特長を活用し、セキュリティやパフォーマンス、コントロールを維持できるよう支援してきました。このたび、Boxは、データ保護、ガバナンス、コンプライアンスに重点をおいた新たな統合を発表しました。

Boxのクラウド・コンテンツ・マネジメントとIBMのWatson Knowledge Catalog InstaScanの新たな統合
Boxは、IBM Watson Knowledge Catalog InstaScanと新たに統合することを発表します。これにより、機密情報が集中するコンテンツ領域を迅速かつ簡単に特定し、回復にかかる時間を短縮するとともに、コンプライアンス監査の要件を満たします。これまで、クラウドデータソースのインデックス化の遅延により、コンプライアンスの維持や、GDPR、CCPAなどの規制に対応するために必要な成長や拡張、時間的な制約に追いつくことが、技術的に不可能になる場合がありました。このたび、BoxとInstaScanを新たに統合することで、企業は、クラウドデータソースの統計的サンプリングと非構造化データ管理を組み合わせ、規制遵守に対応する時間を大幅に短縮することができます。

統合により実現する内容は以下のとおりです。

  • 機密情報が集中している領域と、機密情報がない領域を、迅速かつ簡単に特定
  • 最も重要な機密データの種類に対する可視性を向上させ、データのクリーンアップ活動の推奨と優先を支援

BoxとIBMのセキュリティ
BoxとIBMは、今後Box ShieldをIBM X-ForceおよびIBM QRadarに統合する計画です。Boxにネイティブに組み込まれたBox Shieldが、データ漏洩を防ぎ、アクセス権限誤用の可能性を検知し、重要な脅威をプロアクティブに特定します。
Box ShieldとIBM X-Forceの統合により、高度な脅威インテリジェンス、イベントレポート、高度なインサイトを提供します。また、Box ShieldとIBM QRadarの統合は、速やかな脅威検知を可能にし、セキュリティインシデントの調査と対応を強化します。
さらに、IBM Cloud Identityは、シングル・サインオン、パスワードレス認証、アダプティブ・アクセスを組み合わせ、セキュアでフラストレーションのないBoxへのアクセスを実現します。これにより、企業の「ゼロトラスト・セキュリティ」方針が強化されます。
IBMとBoxはすでに、Box Zonesにより世界各国のデータレジデンシー要件に対応するソリューションや、Box PlatformとBox SkillsによるAIと自動化の高度な機能、インフラストラクチャに対する顧客ニーズに応えるIBM Cloud Object Storageを利用する機能の提供に取り組んでいます。このたびの新しいコラボレーションは、両社のそうした取り組みを基盤としています。

IBMとBoxのパートナーシップについての詳細な情報は、こちらをご参照ください:
www.ibm.com/watson/box/

Boxについて
クラウド・コンテンツ・マネジメントプラットフォームをリードするBox (NYSE: BOX)は、ベスト・オブ・ブリード型アプローチで提供されるITスタックにより、企業のビジネスプロセス加速、業務におけるコラボレーション強化、さらに企業が保有する情報の保護を支援します。2005年に設立され、アストラゼネカ、ゼネラル・エレクトリック、JLL、Nationwideなどを含むFortune 500企業に選ばれている企業の69%を、また日本における約5,200社の企業を支援しています。Boxは、カリフォルニア州レッドウッドに本社を置き、米国、ヨーロッパ、アジアに拠点を持っています。
Boxに関する詳細は、https://www.box.com/ja_JP/にてご覧ください。
株式会社Box JapanはBox Inc.の日本法人です。

※当資料は、2019年10月3日に米国で公開されたブログ記事の抄訳版です。
blog.box.com/data-protection-governance-and-compliance-ibm-box

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