2020年6月17日

シーメンス、「ネクスト・ノーマル」な製造に対応するためのワークプレイス・ディスタンシング・ソリューションを発表

  • 実証済みのソフトウェアとハードウェアを用いて、独自のワークプレイ・スディスタンシング(職場における距離の確保)ソリューションを開発し、製造企業が施設全体にわたって生産性を維持しつつ、従業員の感染リスクをシミュレーション / 管理できるよう支援
  • シーメンスのSIMATICリアルタイム・ロケーティング・システム(RTLS)とXceleratorポートフォリオを組み合わせることにより、お客様が安心して製造業務を行い、将来的にも有効なオペレーションを実現できるよう支援

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大が続く中、業務の再開や継続を目指す製造企業は、新たな課題に直面しています。製造企業は「ネクスト・ノーマル (Next Normal)」への準備を進める際に、従業員の安全性に関して新たな要素を検討する必要があります。これには、物理的な距離の確保という要件に対応できる、製造環境とワークフローの確立が含まれます。シーメンスは、実証済みのハードウェアとソフトウェアを組み合わせ、企業が従業員同士のやり取りや生産ライン、およびプラント設計を迅速かつ効率的にモデリングできる、新しいソリューションを開発しました。また企業はこの新しいソリューションを用いて、包括的なデジタル・ツインを構築し、従業員の安全性のシミュレーション、職場のレイアウトに対する反復的な取り組みや最適化、安全性/効率性対策の検証を行って、将来においても有効な生産ラインを実現できます。

シーメンスのSIMATIC リアルタイム・ロケーティング・システム(RTLS)により、企業は、従業員間の距離を継続的に測定し、他者との距離に関する視覚的なフィードバックをリアルタイムで従業員に提供し、長期にわたりあらゆる移動や交流の記録を作成できます。SIMATIC RTLSはこうした方法で、多大な追加のメリットをもたらしつつ、常に安全な距離の確保を促します。

シーメンスのSIMATIC RTLSと実際の製造環境のデジタル・ツインを組み合わせることで、企業は従業員が機器や他の従業員と接触する方法をモデル化してシミュレーションすることができ、短期間で安全性と生産性に繰り返し取り組んで最適化するとともに、コストのかさむ物理的変更を行う前にオペレーション全体の再設計を検証できるようになります。

「弊社は、お客様が前例のない状況下で効率的かつ確実な生産を目指す際に極めて重要となる、安全な職場環境の構築を支援しています。リアルタイムの距離管理とデジタル・シミュレーションの組み合わせにより、お客様が安全な職場環境を維持するとともに、継続的かつ長期的な最適化について、知識に基づく意思決定を下せるようお手伝いします。」と、シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアの社長兼CEO、トニー・へミルガン(Tony Hemmelgarn)は、述べています。

このソリューションを実装するために、個人用防護具として全従業員が装着するバッジに、シーメンスのSIMATIC RTLSのトランスポンダーが組み込まれます。さらに、業務工程全体にわたって配置されたRTLSレシーバーが、従業員の動きを継続的に追跡して記録します。従業員同士がリスクの高い状態になったら(距離が6フィート(約1.8メートル)未満など)、バッジに警告が表示され、その状態に対して注意を促します。長期的に収集されたデータを分析し、リスクの高い状態が頻繁に生じる「ホット・スポット」を特定できます。こうした状態には、シーメンスのTecnomatix® Process Simulate/Plant Simulationソフトウェアが提供するデジタル・ツインを用いることで、簡単に対応できます。収集されたデータを使用し、望ましい成果が出るまで新しい製造レイアウトやワークフローのシミュレーションを実行して、それを実際のオペレーションに導入することが可能です。

さらに、製造企業はシーメンスのオンプレミス・ソリューションやアプリケーションを通じて、このソリューションにトレーサビリティーを追加できます。たとえば、クラウドベースのオープンIoTオペレーティング・システムであるMindSphere®でTrusted Traceabilityアプリケーションを用いることで、不運にも職場で実際に感染が発生した場合に、迅速かつ包括的な接触解析を実施できます。感染した従業員の移動や接触をすべて視覚化し、濃厚接触者への迅速な通知や、(施設全体ではなく)ウイルスにさらされた物理環境の選択的で入念な清掃が可能になります。

これに加えて、企業は、シーメンスのオンプレミス・ソリューションや、シーメンスのクラウドベースのオープン IoT オペレーティング・システムである MindSphere® 上のシーメンスの Trusted Traceability Application などのアプリケーションを介してソリューションにトレーサビリティーを追加することができ、実際に職場で病気が発生した場合に、迅速かつ包括的な接触分析を可能にします。影響を受けた従業員のすべての動きや接触を可視化することができるため、密接に接触した人への迅速な通知や、露出した物理的環境の選択的な(サイトワイドではなく)深部洗浄が可能になります。

「シーメンスは、製造企業がオペレーションを統制し、現在およびCOVID-19後の世界で安全性、生産性、コスト効果を高められるよう、迅速な導入が可能な高性能ソリューションを提供しています。実証済みのテクノロジーで構成される弊社のソリューションは、1〜2週間以内に大半の製造企業に成果をもたらすことが可能です」と、シーメンスUSAデジタルインダストリーズ社長、ラジ・バトラ(Raj Batra)は述べています。

こうした時代に、シーメンスがいかに製造企業を支援できるかについては、こちらをご覧ください。

シーメンスデジタルインダストリーズ(DI)はオートメーションとデジタル化における革新的なリーダーです。パートナーやお客様と緊密に協力して、プロセス業界とディスクリート(部品組み立て)産業のデジタル・変革を牽引します。DIはデジタルエンタープライズポートフォリオによって、あらゆる規模の企業がバリューチェーン全体にわたって統合とデジタル化を実現するための、包括的な製品、ソリューション、サービスを提供します。各業界固有のニーズに合わせて最適化された、DIのユニークなポートフォリオは、お客様の生産性と柔軟性の向上をサポートします。DIは常にポートフォリオに革新性を追加し続け、未来の先端技術の統合に努めています。DIのグローバル本社の所在地はドイツのニュルンベルクで、世界に約76,000名の従業員を擁しています。

シーメンスAG(本社:ベルリンおよびミュンヘン)は、170年以上もの間、卓越したエンジニアリングとイノベーション、品質と信頼性、そして国際性を象徴するグローバルなテクノロジー企業であり続けています。発電および送電、ビルや分散型エネルギー・システム向けのインテリジェントなインフラストラクチャー、プロセス産業や製造業向けの自動化およびデジタル化の分野を中心に、世界中で事業を展開しています。鉄道および道路交通のスマートモビィティソリューションの主要サプライヤーである、個別管理会社のシーメンスモビリティを通じて、旅客および貨物サービスの世界市場を形成しています。さらに上場会社であるSiemens Healthineers AGとSiemens Gamesa Renewable Energyの株式の過半数を保有することで、医療技術やデジタルヘルスケアサービス、環境に優しい陸上/洋上風力発電ソリューションの世界的な大手サプライヤーとなっています。2019年9月30日を末日とする2019会計年度の売上高は868億ユーロ、純利益は56億ユーロでした。2019年9月末時点の全世界の社員数は約385,000人です。シーメンスに関する詳細www.siemens.comにてご覧いただけます。

注:シーメンス関連の商標リストについてはこちらをご覧ください。その他の商標はそれぞれ各所有者に帰属します。

この資料は2020年6月4日に米国テキサス州プラノより発表されたプレスリリースを翻訳したものです。

Tags: