2020年10月30日

東北大学サイバーサイエンスセンター、新スーパー・コンピューター「AOBA」に「AMD EPYC™」プロセッサーを採用

―高度な科学研究の実現に向けて、新スーパー・コンピューター「AOBA」の演算能力(トータル1.8ペタフロップス)を日本の共有リソースとして提供―

AMD(米国本社:米カルフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO:リサ・スー)と東北大学サイバーサイエンスセンターは本日、新スーパー・コンピューター(システム名:AOBA)に「AMD EPYC™」プロセッサーを採用したことを発表しました。「AOBA」はNECの「SX-Aurora TSUBASA」および並列コンピューター「LX 406Rz-2」で構成され、各々メインCPUとして「AMD EPYC」が搭載されており、東北大学が計画している大規模なシミュレーション解析に使用されます。

東北大学の滝沢教授は次のように述べています。「東北大学サイバーサイエンスセンターで今月から新たに稼働する『AOBA』は、NECの第2世代 『SX-Aurora TSUBASA』を主力とし、総処理能力は約1.8ペタフロップスになります。『AMD EPYC』プロセッサーを全面的に採用したのは、パフォーマンスとコストの両面で、最適のx86プロセッサーであると考えたからです」

東北大学サイバーサイエンスセンターの研究者は、「AOBA」を最先端の科学情報インフラの開発と運用、また新しい科学アプリケーション構築のために、全国的な共用設備として使用することを計画しています。この新しいスーパー・コンピューターは2020年10月に稼働を開始しました。

AMDについて
AMDは、ゲームや没入型プラットフォーム、データセンターに欠かせない要素である、ハイパフォーマンス・コンピューティング、グラフィックスと視覚化技術において50年にわたり革新をもたらしてきました。世界中の何億人もの消費者、フォーチュン500企業、最先端の科学研究施設が、日常の生活、仕事、遊びを向上させるために、AMDのテクノロジーに頼っています。世界中のAMD社員は可能性の限界を押し上げる優れた製品開発に注力しています。日本AMD株式会社は、AMDの日本法人です。AMDのさらなる詳細については、AMD(NASDAQ: AMD)のウェブサイト、ブログ、Facebookまたはツイッターをご覧ください。

東北大学について
1969年に設立された東北大学サイバーサイエンスセンターは、学内共同教育・研究施設など、全国的な利用に貢献する共同利用・共同研究拠点です。研究・教育等の情報化を推進するための研究開発を行い、情報基盤の維持・運用を行っています。サイバーサイエンスセンターは、東北大学の高度情報化推進の中核的役割を担うセンターとして設立されました。東北大学および東北大学サイバーサイエンスセンターの詳細については、ウェブサイトをご覧ください。

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