2020年11月18日

ServiceNow Japan、Operational Risk Managementを強化

〜エンタープライズ向けオペレーショナルリスクを管理し、レジリエンスを高めるための新機能を追加

デジタルワークフローソリューションを提供するServiceNow Japan合同会社(本社:東京都港区、執行役員社長:村瀬将思 以下、ServiceNow Japan)は、本日、あらゆるオペレーション状況をリアルタイムで把握・管理するための製品「Operational Risk Management」に、ITシステムリスクから、エンタープライズで広範囲にわたる業務リスクまでを含むオペレーショナルリスク管理や、レジリエンスを高めるための機能を追加したことを発表しました。

今日の情勢において、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大、加えて経済的、地政学的、気候変動による混乱により、企業や組織にとってのリスクは継続的に高まっています。ServiceNowでは、これまでも企業のオペレーショナルリスク軽減を支援してきましたが、この度、オペレーショナルにおける障害によって発生するリスクを効果的に管理し、レジリエンスを高めるための機能を新たに提供します。これにより、企業は、システムや組織のサイロ化をなくし、ワークフローの自動化を実現し、オペレーショナルリスクをより効率的に管理することができるようになります。働き方が変化し続ける環境下においても、事業を継続していくためにあらゆる業務オペレーションのレジリエンスを高める強固な基盤を確立することが可能です。
さらに今後、金融サービスや、政府機関、ヘルスケアなどの主要な業界向けのリスクとサイバーセキュリティのサポートをさらに強化していきます。

今回追加された新機能は、以下の通りです:
Operational Resilience Management: Operational Resilience Managementでは、サイロ化された環境においても、継続的な可視性と、影響度に応じたガイダンスを提供します。これにより、各事業部門は主要なビジネスプロセスのオペレーショナルリスクを理解した上で、管理できるようになります。具体的には、テクノロジー、サプライヤー、オフィスや施設、人材のレジリエンス(影響を受けた後の回復力)を計算、追跡し、リスクスコアと影響を受けるプロセスの範囲に基づいてアクションを推奨します。 2020年11月に提供される予定で、業務オペレーションのレジリエンスに関する英国FCA(Financial Conduct Authority、金融行為監督機構)の規制への準拠や、より広範なニーズへの対応に効果的です。
なお、本機能はIntegrated Risk Management製品のProfessional editionおよびEnterprise editionにも含まれます。

Ÿ サードパーティ向けのリスク管理を機能強化:企業の製品、サービス、顧客、従業員にとって重要なベンダーやサプライチェーンをより厳密に監視するために柔軟性ある豊富な機能を提供します。サプライヤーの階層(ヒエラルキー構造)や子会社をサポートし、倒産、納期、サイバーセキュリティなどの異なるリスク領域に基づいて、階層内の各レベルを高度に評価することができます。 ServiceNow® Vendor Risk Managementのこれらの機能は、ServiceNow Storeからダウンロードできます。

あらゆる業務オペレーションのレジリエンスとリスク管理は密接に連携しています。 オペレーショナルリスク管理は、事業継続性、レジリエンス、テクノロジー、サードパーティ、データ損失、規制、サイバーセキュリティなど、多くの種類のリスクを網羅します。

オペレーショナルリスクを効率的に管理するという課題は、関連するチーム、データセット、ツールが多様にあり、それらが別建てに存在していることに起因しています。グループごとに優先順位、リスクの種類、アプローチが異なるため、通常、作業の多くは手作業やスプレッドシートで行われますが、監査の都度、新しく一連の作業を行う必要があることから、リスク管理責任者はリスク態勢を総合的かつ効果的に管理、報告することができません。

ServiceNowは、今回発表する新機能の一環として、あらゆる種類のリスクをさまざまな手法により、手動または自動で評価できる高度なリスク評価エンジンを備えています。これにより、多種にわたる領域を横断したリスク管理の統合を実現します。 このエンジンは、独自の方法でリスクを定義し、評価したいという各事業部門のニーズに対応するもので、自動、あるいは手動オプションで業務の最前線における自己評価を推進します。また、このエンジンにより、統合されたリスク管理の一環として、あらゆるリスクイベントを追跡しながら、コンプライアンスに抵触するコントロールの識別や、高リスク領域の監視を簡素化します。

ビジネスの中核的な要素となる新たな機能が追加されたことにより、COOやオペレーショナルリスク管理業務の担当者は、組織のサイロ化を解消した効果的なリスク管理を実現することが可能になります。他のリスクおよびレジリエンスソリューションでは大規模なカスタマイズと統合が必要ですが、今回発表する新機能は、既存のエンタープライズワークフローと統合することが可能であることから、人事、カスタマーサービス、およびITワークフローなどビジネス全般にリスク指標を取り込み、実装作業、遅延、追加コストを最小限に抑えることができます。

さらに、ServiceNowは、今回の新機能に加えて、新たなフレームワークと、多岐にわたる数多くの、厳格な規制要件が課せられる政府、金融サービス、ヘルスケア業界といった主要産業を支援するための規制変更管理も提供します。 NIST RMF、CIS Top 20 Controls、国際決済銀行(BIS)ガイダンス、および規制更新を自動化する変更管理に対応したことで、組織はコンプライアンスに遵守するために効果的に管理できます。 また、外部ソースと内部ソースをより効率的に管理し、ワークフローの自動化を進め、一貫性と説明責任能力を高めることができます。

ServiceNowは、IT、セキュリティ、人事、カスタマーサービス、その他の組織のワークフローデータとリスク管理プロセスを統合し、Now Platform上で統合された最新のソリューションを提供することで業界をリードしてきました。ServiceNowのリスク管理ソリューションは、リスク対応向けの継続的な監視、優先順位付け、自動化を実現する能力が評価され、ガートナー社の統合リスク・マネジメント部門マジック・クアドラントでリーダーの1社に位置づけられています。

以上

ServiceNowについて
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