三井物産とフィデリティ・インベストメンツが日本におけるハイパースケールDC戦略を加速するための合弁事業を設立
本投資において、Colt DCSが東京圏と大阪圏の広域市場のハイパースケールデータセンター開発・運用の主体となり、電力容量を50MWから140MWに拡大
2021年7月14日 ロンドン :グローバルハイパースケールデータセンターソリューションの大手プロバイダーである Colt データセンターサービス(以下、Colt DCS)は本日、フィデリティ・インベストメンツ(以下、フィデリティ)が三井物産株式会社(以下、三井物産)および三井物産アセットマネジメント・ホールディングス株式会社と合弁契約を締結し、日本において最先端のハイパースケールデータセンターを提供することを発表しました。新しい合弁会社は2者間で均等に所有され、日本の東京圏、および大阪圏において、Colt DCSのプレゼンスをさらに強化するものとなります。
フィデリティと三井物産の合弁事業により、Colt DCSはかつてない成功を収めてきた日本でのハイパースケール戦略をさらに加速させます。当社は昨年11月にサービス提供を開始した「Colt印西データセンター3 (印西3)」施設では、容量の94%を事前に販売を完了した実績があり、最近ではカスタマーエクスペリエンス、オペレーショナルエクセレンスの技術力と革新性の評価から、フロスト&サリバン社により「2021年 ジャパンデータセンターサービスカンパニーオブザイヤー」を受賞しています。Colt DCSは現在、日本で50MWの電力容量を運用していますが、それが合弁事業後にはほぼ3倍の140MWに拡大する予定です。
Colt データセンターサービスのCEO(最高経営責任者)である二クラス・サンフリッドソンは、次のように述べています。「日本では、大規模データセンターに対する需要が供給量を上回っており、我々の地域拡大に向けた戦略において非常に重要な国となっています。Colt DCSは、世界最大のハイパースケールクラウドプロバイダーや多国籍企業との提携によって、すでに確固たる評価を市場で得ていますが、三井物産との戦略的なパートナーシップによって、日本の国内企業へさらなる浸透を実現し、当社のランドバンキング戦略を加速するための新しい機会を得ることになります。」
今回の合弁事業において、Colt データセンターサービスは、データセンターの設計、開発、運用、および顧客サービス管理の独占的サービスプロバイダーとなります。三井物産グループの私募不動産ファンド運用子会社である三井物産リアルティ・マネジメント株式会社は、三井物産グループの業界における高いプレゼンスも活用し、投資・運用スキームの整備、資金調達、土地調達、開発支援、日本企業等への顧客マーケティングの支援を担い、合弁会社の資産管理を務めます。
三井物産のコーポレートディベロップメント本部 金融事業部長である和歌伸介氏は、次のように述べています。「データセンターは、世界中で進むビジネスのデジタルトランスフォーメーションにおいて重要な役割を果たしており、高品質で環境に配慮したハイパースケールデータセンターの需要は非常に大きいものです。本合弁事業の運営を通じて、三井物産グループの総合力を発揮し、グローバルパートナーと共同でこれらのニーズに対応していきます。」
Colt データセンターサービスについて
Colt データセンターサービスは、欧州およびアジアにおいて、ハイパースケールデータセンターとハイブリッドクラウドソリューションの設計、構築、導入、運用管理に関する高品質なサービスを提供しています。最先端技術を用いたキャリアニュートラルなデータセンターの運用で25年の経験を持っています。世界18都市、26か所において24時間365日年中無休でセキュリティと現地言語でのサポート対応を行っています。Colt データセンターサービスの接続性とコロケーションソリューションにより、お客様はデータセンターに対する戦略が将来の需要を満たすのに十分であるかを把握でき、ビジネス成長を効果的に計画することができます。
Colt DCSの詳細はこちらをご覧ください: www.coltdcs.jp