埼玉工業大学、南三陸オンラインワークショプを8月27日に開催
~オンラインで震災復興の活動に学生が参加~
埼玉工業大学(本部:埼玉県深谷市、学長:内山俊一、略称:埼工大、 www.sit.ac.jp/ ) は、東北再生「私大ネット36」(会長:松川聖業、事務局:大正大学)の後援により、「南三陸1dayオンラインワークショップ」を8月27日(金)にオンラインで開催します。
今年は東日本大震災から十年を迎え、復興を遂げる「宮城県南三陸町の今」を、体験を通して学ぶために、本学の学生17名がオンラインで参加します。コロナ禍により、被災地へ直接訪問することが難しい状況が続く中、新型コロナウイルスの感染拡大防止を考慮して、新しいスタイルの復興支援活動を目指します。
「オンラインものづくり体験」は、リモートから多数の学生が参加できる新たな試みで、特に大学1、2年生へイベント参加の機会を提供するために企画しました。
<写真1:南三陸町旧防災対策庁舎からの中継イメージ>
震災学習では、「震災から10年、復興への歩み」をテーマに、南三陸町と中継を結んで、震災時のできごとや体験談を聴いて学びながら、南三陸町の現在を観察するプログラムを企画しています。
<写真2:南三陸杉を使ったスプーン・フォーク作りのイメージ>
また、ものづくり体験ワークショップでは、南三陸町の基幹産業の一つである「林業」に焦点を当てて、東京2020オリンピック・パラリンピックのスタジアムである国立競技場建設の際にも使用された南三陸杉について学び、南三陸杉を活用したスプーンやフォーク作りを体験します。
今回のイベントでは、学生は埼玉県深谷市の本学のキャンパスまたは自宅に居ながら、東日本大震災の震災学習と地元山林から切り出した南三陸杉の間伐材を使った「オンラインものづくり体験」のワークショップが体験できます。
1dayオンラインワークショップのプログラムは次のとおりです。
●プログラム(予定):スケジュールは、状況により変更となる場合があります
・午前:参加者紹介、これまでの復興支援活動の紹介
震災学習:(震災当時と今の南三陸町のバーチャル体験)
・午後:ものづくり体験ワークショップ:(南三陸杉を使うスプーン or フォーク作り体験)
まとめ、ゼミ活動紹介
*添付PDFの本ワークショプのチラシを参照願います。
●ファシリテーターからのメッセージ
今回のオンラインワークショップでは、埼玉工業大学の松浦宏昭 准教授(工学部生命環境化学科)が、ファシリテーターを務めます。私は、2011年3月の東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県南三陸町の方々との交流や教育の視点から、2014年夏以来定期的に現地を訪問して支援活動を実施しています。学生と共に現地での宿泊研修や、東北再生「私大ネット36」をはじめとした震災復興支援に関連した活動に参画してきました。現地で学ぶ機会が激減した学生の皆さんに、旅の気分を味わってもらいつつ、オンラインでの学びの可能性に触れてもらえればと思い、今回企画しました。これまでの経験を活かし、withコロナ時代の新たなオンライン体験型イベントを目指します。
<関連情報>
●南三陸まなびの里いりやど: ms-iriyado.jp/
●東北再生「私大ネット36」: shidai-net36.jp/
●復興支援関連活動
プレスリリース:埼工大、復活潮騒祭りに産業ボランティアとして学生が参加 (2019/4/23発)
www.sit.ac.jp/media-s/2019/press/190424_01.pdf
南三陸なう:産業支援でつながりを育む/埼玉工業大学「出会いのM3ゼミ」
m-now.net/2018/05/saikodai.html
南三陸なう:さらなる復活の兆し“復活潮騒祭り”/埼玉工業大学「出会いのM3ゼミ」ボランティア参加
m-now.net/2019/06/shiosaimatsuri.html
活動ニュース:宮城県南三陸町「第7回桜植樹祭 お花見会」に産業支援ボランティアとして出店しました
matsuura-labo.sit.ac.jp/news/extraordinary/p180426/
●埼玉工業大学について
1976年4月に現在の深谷市で大学を設置し、創立45年目を迎えます。埼玉工業大学は、工学部(機械工学科、生命環境化学科、情報システム学科)の3学科7専攻と、人間社会学部(情報社会学科、心理学科)2学科4専攻、計11専攻の学部で構成されます。
大学院は、工学研究科「機械工学専攻」、「生命環境化学専攻」、「情報システム専攻」の3専攻と、人間社会研究科「情報社会専攻」と「心理学専攻」の2専攻があります。
学部学生、計2,374名、大学院生、計95名(2021年5月1日現在)が学んでいます。