2022年1月6日

シーメンス、AWSとの連携を拡大し、クラウドベースの業界向けデジタル・トランスフォーメーションを促進

  • 産業用・オペレーション技術におけるリーダー企業と、包括的なクラウドサービス・プロバイダーとの連携で、シーメンスのXcelerator製品ポートフォリオをよりスケーラブル、フレキシブルかつアクセシブルに
  • 技術提携と新たな製品・サービスを通じて、製品や製造の複雑化の解消を目的とするパートナーシップ

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア (以下シーメンス) とアマゾン ウェブ サービス (AWS) は本日、両社の連携を拡大し、シーメンスの持つ深い業界専門知識とAWSのクラウドサービスを合わせて、産業界のクラウドでのデジタル・トランスフォーメーションを加速していくことを発表しました。AWSとシーメンスは今後、シーメンスのXcelerator as a Service の導入を進め、ソフトウェア、サービス、アプリケーション開発プラットフォームの統合ポートフォリオであるXceleratorを、よりスケーラブルかつフレキシブルに利用しやすくしていきます。Xcelerator as a Serviceを活用することで、製造に関わる新たな洞察を取得することができ、自動化のプロセスを促進し、コネクテッド・サービスの導入を図るなど、迅速かつ予測可能なデジタル・トランスフォーメーションを進めることが可能になるだけでなく、デジタライゼーションへの道のりのどの段階からでもカスタマイズ可能なソリューションが提供できます。

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアのプレジデント兼最高経営責任者 (CEO)、トニー・へミルガン (Tony Hemmelgarn) は次のように述べています。「シーメンスとAWSは一体となって、企業のエンジニアリングのスピードアップや工場オペレーションの最適化、チップからエッジ、クラウドに至るまでの顧客体験の強化を支援していきます。今回のパートナーシップの拡大によって、実証済みのクラウドと産業界における経験を一体化し、双方のお客様のデジタル・エンタープライズ化への道を簡素化していけるものと期待しています。」

AWSとシーメンスは戦略提携契約の下で協働して、顧客サポート、シーメンスのXcelerator as a Serviceポートフォリオにおけるクラウド機能の拡大、イノベーションの新たな機会の追求、新たなソリューションの開発と製品化を進めていきます。コラボレーション領域にはデジタル・ツイン技術も含まれており、シーメンスとAWSは、AWS IoT TwinMakerを活用した新しいデジタル・ツイン・ソリューションの普及拡大を加速していきます。IoT TwinMakerは新たに開始された AWSサービスで、複数のデータソースを統合して、デジタル・ツインの構築を迅速かつ容易にします。シーメンスのXcelerator製品ポートフォリオには、すでに60以上のAWSサービスが統合されており、今回、 AWS IoT TwinMakerが追加されることによって、お客様はAWS IoT TwinMakerを応用してシーメンスの設計、シミュレーション、製造ソフトウェアとの相互稼動性を持った一層強力なデジタル・ツイン・ソリューションを開発できるようになります。

AWSのエンジニアリング担当バイスプレジデント、ビル・バス (Bill Vass) 氏は次のように述べています。「シーメンスとAWSが協業することで、産業界のお客様はシーメンスの包括的なデジタル・ツイン技術とAWSのクラウドサービスを利用して、一層容易に製造業における新たな洞察や自動化、コネクテッド・サービスを実現できるようになります。両社が一体となって、クラウドを基盤とするデジタル・トランスフォーメーションのための新たなソリューションを市場に投入し、あらゆる規模の企業が産業界の複雑化に対処して、これを競走上の強みに転換できるよう、支援していきます。」

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアは、エンジニアリング、製造、電子設計といった技術的分野を結合し、「将来」の目標を今実現するために努力を続けるデジタル・エンタープライズを支援しています。同社のXcelerator製品ポートフォリオは、あらゆる規模の企業がデジタル・ツインを作成および活用することで、イノベーションを推進するための新しい洞察力や機会、そしてさまざまな段階における自動化を促進する支援をします。シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアおよびXceleratorソフトウェア / サービス・ポートフォリオの詳細については、 siemens.com/software をご覧いただくか、LinkedIn、Twitter、Facebook、Instagramをフォローしてご確認ください。

シーメンスデジタルインダストリーズ(DI)はオートメーションとデジタル化における革新的なリーダーです。パートナーやお客様と緊密に協力して、プロセス業界とディスクリート(部品組み立て)産業のデジタル・変革を牽引します。DIはデジタルエンタープライズポートフォリオによって、あらゆる規模の企業がバリューチェーン全体にわたって統合とデジタル化を実現するための、包括的な製品、ソリューション、サービスを提供します。各業界固有のニーズに合わせて最適化された、DIのユニークなポートフォリオは、お客様の生産性と柔軟性の向上をサポートします。DIは常にポートフォリオに革新性を追加し続け、未来の先端技術の統合に努めています。DIのグローバル本社の所在地はドイツのニュルンベルクで、世界に約76,000名の従業員を擁しています。

シーメンスAG(本社:ベルリンおよびミュンヘン)は、170年にわたり、卓越したエンジニアリング、イノベーション、品質と信頼性、そして国際性を象徴するグローバルなテクノロジー企業でありつづけています。ビルや分散型エネルギーシステム向けのインテリジェントなインフラストラクチャー、プロセス産業や製造業向けの自動化、デジタル化の分野を中心に、世界中で事業を展開しています。シーメンスはデジタルと現実世界を結びつけることで、お客様と社会に貢献します。鉄道、道路交通のスマートなモビィティー・ソリューションの主要サプライヤーであるモビリティを通じ、シーメンスは旅客および貨物サービスの世界市場の形成をサポートします。さらに上場会社であるSiemens Healthineersの過半数の株式を保有することで、医療技術やデジタル・ヘルスケア・サービスの世界の大手サプライヤーでもあります。また、送電および発電の世界のリーダー企業であり2020年9月28日に株式上場したシーメンスエナジーの過半数未満の株式を保有しています。2021年9月30日に終了した2021年度において、シーメンスグループの売上高は623億ユーロ、純利益は67億ユーロでした。2021年9月30日時点の継続事業における全世界の社員数は30万3,000人です。詳しい情報は、 www.siemens.com にてご覧いただけます。

この資料は2021年11月30に米国ネバダ州ラスベガスで開催されたre:Inventにおいて発表されたプレスリリースを翻訳したものです。

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