2022年2月16日

ダイムラー・トラック社が、次世代カーボンニュートラル商用車輛設計に向け、シーメンス Xceleratorを導入

  • ダイムラー・トラック社が、次世代車輛の空力特性および温度管理最適化のため、シーメンスのSimcenter STAR-CCM+ マルチフィジックス CFD ソフトウェアを導入
  • ダイムラー・トラックはシーメンスと連携して次世代を担うエンジニアを育成。市場におけるリーダーシップの長期確保へ

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアは本日、ダイムラー・トラック社が、カーボンニュートラルに対応する次世代車輛開発のため、シーメンスのSimcenter™ STAR-CCM +™ソフトウェアを導入したことを発表しました。シーメンスのXceleratorポートフォリオの一角を構成するSimcenterが提供する最先端の数値流体力学 (CFD) ソリューションを利用することで、ダイムラー・トラックはCAE開発プロセスを変革し、完全なデジタルツインによるマルチフィジックス環境に移行できます。

ダイムラー・トラックは、Simcenter STAR-CCM +を空力特性の向上に利用するだけでなく、バッテリー冷却や水素技術をはじめとするe-モビリティの先端技術革新やエネルギー管理システムの解析、最適化にも活用する予定です。また本ソフトウェアは、従来の燃焼エンジンおよび排気システムの設計、ならびにこれらに付随するCO2削減のサポートにも役立ちます。

ソフトウェアに加え、シーメンスとダイムラー・トラックは、若いエンジニアをレベルの高いシミュレーション・スペシャリストとして養成するトレーニング・プログラム作成でも連携し、市場における同社のリーダーシップ堅持を支援します。

「もっとも新しいお客様として、ダイムラー・トラックを歓迎しています。」シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアのEMEA地域担当シニア・バイスプレジデント兼ゼネラル・マネージャーであるエドウィン・セヴェリンは、さらに次のように続けます。「運輸業界の革新を持続可能なかたちで進めていくためには、デジタライゼーションが喫緊の課題です。Simcenter STAR-CCM +を利用することで、製品が実際に社会に出て使用される場面でのパフォーマンスに関するさまざまな洞察を得ることができ、より良い明日をめざす技術革新を加速させます。」
ダイムラー・トラックAG社は、トラックおよびバスの世界最大のメーカーです。ヨーロッパ、北米、アジアで業界をリードし、10万人以上の従業員と35を超える主要拠点を世界各国に展開しています。傘下に、三菱ふそう、Freightliner、Western Star、Thomas Built Buses、Mercedes-Benz、Setra、BharatBenzの7つのブランドを統合しています。

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアは、エンジニアリング、製造、電子設計といった技術的分野を結合し、「将来」の目標を今実現するために努力を続けるデジタル・エンタープライズを支援しています。同社のXcelerator製品ポートフォリオは、あらゆる規模の企業がデジタルツインを作成 / 活用することで、イノベーションを推進するための新しい洞察力や機会、そしてさまざまな段階における自動化を促進する支援をします。シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアおよびXceleratorソフトウェア / サービス・ポートフォリオの詳細については、 www.sw.siemens.com をご覧いただくか、LinkedIn、Twitter、Facebook、Instagramをフォローしてご確認ください。

この資料は2022年2月15日に米国テキサス州プラノより発表されたプレスリリースを翻訳したものです。

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