2022年6月23日

ネットスコープ、ゼロトラストネットワークアクセス機能を提供するNetskope Private Accessの機能を強化

ハイブリッドワーク環境におけるデータ保護を実現

セキュリティ・サービス・エッジ(SSE)とゼロトラストのリーダー企業であるNetskope, Inc.(以下、ネットスコープ、本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、CEO:Sanjay Beri)は本日、ネットスコープのセキュリティプラットフォームの基盤としてゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)機能を提供するNetskope Private Accessの機能拡張を発表しました。今回の機能拡張により、ネットスコープのお客様は、SaaS、IaaS、プライベートアプリケーション、Web、電子メール、エンドポイントデバイスなど、広範囲にわたるハイブリッドワークのセキュリティニーズに対してゼロトラストの原則をシームレスに適用できるようになります。

社内での業務とリモートワークを掛け合わせたハイブリッドワークが急速に拡大するなか、セキュア・ アクセス・ サービス・ エッジ(SASE)のアーキテクチャを導入する必要性が高まっています。SASEの鍵となるZTNAを活用することで、企業は従来のリモートアクセスのVPN接続を、より効率的かつセキュアな最新のインフラに移行することができます。

ZTNAの導入についてガートナー社は次のように予測しています。
・2025年までに、エージェントベースのZTNAを導入する企業や組織の70%が、ZTNA用に、スタンドアロンではなく、セキュリティ・サービス・エッジ(SSE)プロバイダーを採用するようになり、その割合は2021年¹の20%から大きく上昇

・2026年までに、50%の企業や組織がSSEの選択基準として、保存済みデータおよび移動するデータを検査するための高度なデータセキュリティ機能を重視するようになり、その割合は2021年の15%から大きく上昇

Netskope Private AccessがハイブリッドワークのためのZTNAを実現
ZTNA機能を提供するNetskope Private Accessは、Netskope Intelligent SSEプラットフォームの重要なコンポーネントです。これにより、ユーザーがどこからでも、どんなデバイスからでも、企業のあらゆるリソースへ接続し、継続的にコンテキストを評価し、リスクを軽減することができます。今回の機能拡張により、評価に利用できるコンテキストがデータ層にまで拡張されたことで、ユーザーはネットスコープの統合DLP機能をさらに便利に活用できるようになりました。ネットスコープの高度なデータ保護機能は高く評価されており、これは他のSASEやSSEベンダーが遅れをとっている分野でもあります。

Netskope Private Accessの新機能とアップデートは以下のとおりです。
・データ保護
協力会社などのサードパーティーからのアクセスや従業員によるBYOD環境でのデータを監視・保護。機密データが企業環境から流出することを防止します。

・インサイダーリスクの軽減
Netskope Private Accessにより、継続的にアプリケーションとデータの利用を監視し、UEBA(ユーザーとエンティティの行動分析)を使用してアクティビティや行動の異常を検出、ユーザーのリスクに基づいて適応型アクセスポリシーを適用できます。

・ハイブリッドワークのサポート
Netskope Private Accessは複雑な操作を必要せず、プライベートアプリケーションへの安全な接続を確立できます。これにより、入社したばかりの従業員の業務環境をリモートワーク環境でも迅速的かつ効率的に設定できるため、セキュリティリスクを発生させることなく、出勤初日から業務を開始できます。

・アプリケーションの発見
Netskope Private Accessのアプリケーションディスカバリ機能のアップデートにより、ネットワーク管理者は、チーム内で使用されているプライベートアプリケーション、および個々のユーザーのアクセスやトラフィックパターンの範囲について詳細な情報を取得できます。

・API の自動化
Netskope Private AccessのAPIは、アプリケーションの管理設定プロセスを自動化できるため、適応型アクセス制御とポリシーによりアプリケーションへのアクセスを効率的に実現し、継続的なメンテナンスとアプリケーション管理を効率化できます。

・大手クラウドマーケットプレイスから簡単にアクセス
Netskope Private AccessのパブリッシャーはMicrosoft Azureのマーケットプレイスからも入手できます。これによりMicrosoft Azureクラウドのお客様は、Netskope Private Accessをアプリケーション環境に導入するためのパッケージを簡単に入手できます。Netskope Private Accessのパブリッシャーは既にAmazon Web Servicesのマーケットプレイスでも入手可能です。

ネットスコープの最高製品責任者であるジョン・マーティンは次のように述べています。
「企業にはデータセントリックなZTNAが必要です。プライベートアプリケーションには、企業の機密事項やコードリポジトリといった組織の最も貴重な情報が含まれていることが多く、包括的なデータ保護機能は必要不可欠です。今回Netskope Private Accessの機能強化により、ネットスコープのゼロトラストデータ保護機能をさらに強化し、プライベートアプリケーションのトラフィックチェックから、第三者からのアクセスや BYOD などのリスクの高い使用事例における DLP の適用まで、情報を保護するための複数のオプションを企業に提供してくれます」

IDCのセキュリティ&トラスト担当リサーチディレクターであるクリス・ロドリゲス氏は次のようにコメントしています。「ZTNAとは、アクセスとリスク軽減とのバランスをうまく最適化することです。Netskope Private Accessを始めとする最も効果的なZTNAソリューションは、従来のリモートアクセスVPN接続に関連するリスクや情報漏洩を低減するのに役立ちます。日々進化し続けているネットスコープが、SaaSからプライベートアプリに至るまで、さらに幅広いユースケースにおけるデータ保護ポリシーを強化する機能を追加したことは、企業にとっては喜ばしいニュースでしょう」

ハイブリッドなワーク環境では、あらゆる場所においてポリシー管理の信頼性を高めるためにも、ユーザー、デバイス、ネットワーク、アプリケーション、データの動作を管理するためのゼロトラストの考え方が必要とされます。ゼロトラスの考え方では、テクノロジーリソースは、接続を試みるすべてのエンティティを無条件に信頼することはありません。ユーザーの役割とアイデンティティ、デバイスのアイデンティティとセキュリティ体制、時間帯、さらにはデータの機密性など、複数のコンテキスト要素を評価することで、リソース自身が、特定のインタラクションと特定のリソースに対してのみ、適切なレベルの信頼性を判断することができます。その結果、ゼロトラストデータ保護を全体に適用したNetskope Intelligent SSEを使用することで、ビジネスはよりアジャイルになり、リスクを低減し、アプリケーションの展開と継続的なメンテナンスを合理化することができます。

2022年後半にはNetskope Private Accessのさらなるアップデートを予定しています。
本日の発表の詳細については、Netskope blog(英語)をご覧ください。

¹:出典 Gartner, “Critical Capabilities for Security Service Edge,” John Watts, Craig Lawson, Charlie Winckless, Aaron McQuaid, February 16, 2022.

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ネットスコープについて
グローバルなサイバーセキュリティのリーダー企業であるネットスコープは、クラウド、データ、ネットワークのセキュリティを再定義することによって、ゼロトラストの原則を適用してデータを保護できるように企業を支援しています。Netskope Intelligent Security Service Edge(SSE)は、場所に関係なく、人、デバイス、データをセキュリティ保護する高速で使いやすいプラットフォームです。ネットスコープは、お客様がリスクを軽減し、パフォーマンスを加速させ、あらゆるクラウド、ウェブ、プライベートアプリケーションのアクティビティに対する比類のない可視性を得られるように支援します。フォーチュン100社のうちの25社以上を含む数千社のお客様がネットスコープを利用し、進化しつつある脅威、新しいリスク、テクノロジーの移り変わり、組織やネットワークの変化、新しい規制要件への対処に取り組んでいます。ネットスコープがお客様のSASE体験への対応をどのように支援しているかについては、 netskope.com/jp をご覧ください。

本件は、6月21日米国カリフォルニア州サンタクララで発表されたリリースの抄訳です。

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