2022年10月17日

Nutanix、Cloud Clusters (NC2) on Microsoft Azureを提供開始

顧客企業はNutanix環境をMicrosoft Azureへとシームレスに拡大可能に

Nutanix Inc.(本社:米国カリフォルニア州、プレジデント兼CEO: Rajiv Ramaswami 以下、Nutanix)は本日、同社のハイブリッドクラウド環境をMicrosoft Azure専用ベアメタルノードへと拡大する、Nutanix Cloud Clusters (NC2) on Microsoft Azureの一般提供開始を発表しました。

このNC2 on Azureは、シームレスなハイパーコンバージドインフラストラクチャーと、プライベート/パブリッククラウド環境にまたがる統合管理機能を通じ、ハイブリッドクラウドの採用を促進します。顧客企業はNC2 on Azureにより、自社のAzureアカウントとVNet内でワークロードを展開・管理し、Azureとオンプレミスの間でシンプルかつ一貫した運用モデルを維持することが可能になります。

Nutanixの期間ベースのソフトウェアのライセンスポータビリティと、Microsoft Azureのあらゆるメリットを活用できるNC2 on Azureは、ハイブリッドクラウド環境でワークロードを実行するための投資の保護と選択肢を顧客に提供します。NC2 on Azureは現在、Azure北米リージョンのAzure専用ベアメタルノードを採用する顧客企業向けに一般提供を開始しており、2023年には全世界のAzureリージョンの追加を予定しています。

Nutanixのプレジデント兼CEOであるRajiv Ramaswamiは、次のように述べています。「企業は、オンプレミスからパブリッククラウドへの容易な拡張、パフォーマンスと安全性に優れたワークロードのコスト最適化、柔軟なサブスクリプションモデルの利用を目的として、ハイブリッドマルチクラウドの導入を進めています。NC2 on Azureは、ハイブリッドマルチクラウド環境でアプリとデータを一貫して管理し、Azureへの摩擦のない移行手段を提供します。」

マイクロソフトのクラウド + AI グループのエグゼクティブバイスプレジデントであるScott Guthrie氏は、次のように述べています。「パブリッククラウドが、企業にとって重要な投資であることは確かですが、多くのお客様はパブリック/プライベートクラウド環境間でワークロードを実行・管理する必要があります。NC2 on Azureは、オンプレミスとクラウドにまたがる企業のインフラストラクチャーの一貫した管理を実現し、ネットワークのレイテンシを削減して、コスト効率を向上させます。」

今後はNC2 on Azureでワークロードを実行し、Nutanixの管理インターフェイスからAzureインスタンスを管理できます。これにより、自社のアプリケーションの再設計が不要となり、プライベートクラウドとMicrosoft Azureの環境でハイブリッドワークロードをシームレスに実行できます。この結果、複数のクラウドにまたがるシンプルで一貫したIT運用や、数時間でのハイブリッドクラウドの導入、他のクラウド導入ソリューションとの比較による総所有コストの低減などのメリットが期待されます。

また、Azure Hybrid BenefitとExtended Security Updatesを活用することで、コスト、セキュリティ、効率性を向上できます。Nutanixの顧客企業は、既存の期間ライセンスをNC2 on Azureに移行させることも、Azure Marketplace経由でNutanixソフトウェアをオンデマンドで利用することも可能で、プライベートクラウドとMicrosoft Azureの間で摩擦のない移行が実現します。

The Enterprise Strategy GroupのシニアアナリストであるPaul Nashawaty氏は、次のように述べています。「プライベート/パブリッククラウドにまたがるワークロード管理の現実にお客様は苦慮しており、この課題が解消されることはありません。NutanixとAzureのソリューションは、アプリケーション、データ、ライセンスのポータビリティを備えた複数のクラウド間での統合管理を提供するで、多くの企業が直面する重要な課題を解決します。」

NC2 on Azureの活用によるメリットは以下の通りです。

  • ディザスタリカバリの簡素化と最適化が可能となり、Microsoft Azureのオンデマンドキャパシティをフェイルオーバーに活用することで、セカンダリサイトの維持が不要となります。
  • Microsoft Azureのオンデマンド キャパシティ バースト機能を利用し、既存のアプリケーションやツールを活用しつつ、キャパシティのスケーリングを迅速に行えます。
  • コストと時間のかかるリファクタリングや再構築なしに、既存のアプリケーションやデータをそのまま容易に移行し、データセンターの移行とモダナイズが可能です。

Unum社のITデリバリー担当アシスタントバイスプレジデントのDavid Fitzgerald氏は、次のように述べています。「当社の製品とサービスを通じ、世界3,900万人のお客様の財務的な保護に取り組む中、ハイブリッドクラウドを当社のデジタルトランスフォーメーション(DX)における重要なマイルストーンと捉えています。NC2 on Azureによって、シームレスにハイブリッドクラウドプラットフォームを活用できることは大きな喜びであり、ディザスタリカバリに対応しつつ、Azureでワークロードを移行・実行することで、ホスティングに関する膨大なシナリオにも対処できます。今後はアプリケーションのリファクタリングを行うことなく、オンデマンドでNutanix Cloud PlatformをAzureリージョンに拡大できます。マイクロソフトおよびNutanixとの強力なパートナーシップは今後も継続していきたいと思います。」

TCS社のパートナーエコシステム&アライアンス担当シニアバイスプレジデント兼グローバル責任者であるDinanath Kholkar氏は、次のように述べています。「TCSは、お客様のニーズを満たし、ビジネスの成果に集中できる環境を実現するために新たな技術を採用してきました。Microsoft AzureとNutanixは、DXを模索するTCSのお客様にとって人気の高い選択肢です。NC2 on Azureは、お客様のオンプレミスのワークロードをより簡単にクラウド領域へと拡張・移行できるようにサポートする上で当社にとって魅力的なオプションです。NC2 on Azureによるワークロードの迅速な展開とバーストは、お客様のハイブリッド/マルチクラウド戦略に不可欠な要素です。TCSのマイクロソフトビジネスユニットは、共通のお客様に本ソリューションをご提供できることを嬉しく思います。」

NC2 on Microsoft Azureについての詳細は、こちらをご覧ください。

(以上)

Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアのグローバルリーダーであり、ハイパーコンバージドインフラストラクチャー・ソリューションのパイオニアとして、お客様がビジネスの推進に集中できる、意識しなくて良いインビジブルなITインフラストラクチャー管理を実現しています。Nutanixのソフトウェアは世界中の企業に採用されており、単一のプラットフォームで、場所を問わずハイブリッドおよびマルチクラウド環境のあらゆるアプリを管理できるよう支援しています。詳細については、www.nutanix.com/jp をご覧ください。Twitterは@NutanixJapanより、フォローしてください。

*本リリースは米国カリフォルニア州サンノゼで現地時間2022年10月12日に発表されたプレスリリースの抄訳版です。

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