Nutanix、企業におけるKubernetesの採用を促進
Kubernetesエコシステムの拡張と開発者向けインフラストラクチャー・サービスを発表
企業がNutanix Cloud Platform上で大規模かつコスト効率よくKubernetesを実行可能に
Nutanix Inc.(本社:米国カリフォルニア州、プレジデント兼CEO: Rajiv Ramaswami 以下、Nutanix)は本日、大規模かつコスト効率の高いKubernetes運用を促進するNutanix Cloud Platformの新機能を発表しました。新機能には、主要なKubernetesコンテナプラットフォームの広範なサポート、組み込み型のインフラストラクチャー・アズ・コード(IaC)機能、モダンアプリケーション向けのデータサービスの強化が含まれます。これらの新機能により、DevOpsチームはNutanix Cloud Platformのパフォーマンス、ガバナンス、柔軟性を活用し、アプリケーションデリバリーを迅速化でき、顧客企業はIT運用コストのコントロールを維持することが可能になります。
Nutanixの製品管理部門シニア・バイスプレジデントであるThomas Cornelyは、次のように述べています。「Kubernetesの導入は本質的に動的なことから、大規模な管理が困難です。Kubernetesコンテナプラットフォームを大規模かつコスト効率よく運用するには、要件の変化にシームレスに適応する開発者向けインフラストラクチャーが必要です。企業はKubernetesを迅速に導入するため、オンプレミスとパブリッククラウドの両環境のリソースを最適化しながら、インフラ管理の簡素化する当社の高い専門知識を活用しています。Nutanix Cloud Platformは現在、Kubernetesコンテナプラットフォームの幅広い選択肢のサポートと、モダンアプリケーション向けの統合型データサービスを提供しており、開発者はIaCのプロビジョニングが可能になります。」
ガートナー社によると、2021年の10%未満から上昇し、2027年までにエンタープライズアプリケーションの25%がコンテナ内で実行される見通しです1, 2。大半のKubernetesソリューションは企業規模のサポートを想定しておらず、さらにコスト効率の高い方法で実現できるソリューションが少ないことから、多くの企業にとって重大な課題となっています。企業はNutanix Cloud Platformを通じ、リニアに拡張可能なソフトウェア定義型のインフラストラクチャー環境でKubernetesを実行できます。さらに、オンプレミスまたはパブリッククラウドのいずれかの環境でKubernetesを実行する場合も、Nutanixはコスト効率の高いソリューションを提供し、他のネイティブクラウド導入ソリューションに比べて総所有コストを最大53%削減できます。
主要なKubernetesコンテナプラットフォームの広範なサポート、組み込み型のIaC機能、データサービスの強化などの新機能を通じ、Kubernetesの大規模導入を検討中の企業にとって、Nutanixはこれまで以上に魅力的な提案となっています。強化された新機能の詳細は以下の通りです。
- 広範なKubernetesエコシステム:Nutanix Cloud PlatformはAHVハイパーバイザーを内蔵しており、Amazon EKS-Aの追加により、主要なKubernetesコンテナプラットフォームの大半をサポートします。これは、ネイティブなNutanix KubernetesのNutanix Kubernetes Engine(NKE)に加え、Red Hat OpenShift、SUSE Rancher、Google Anthos、エッジデプロイメント用のMicrosoft Azure Arcなどの大規模なエコシステムが基礎となっています。
- 組み込み型のIaC運用モデル:Nutanixは、Java、JS、Go、PythonのSDKに加えて、現在開発中の最新版APIファミリーも発表しました。これにより、企業にとって重要なデータセンター、パブリッククラウド、エッジなど場所を問わず、大規模な自動化と一貫した運用が実現します。さらに、Red Hat Ansible Certified ContentまたはNutanix Terraformプロバイダーとの組み合わせにより、IaCを活用した自動化を通じ、DevOps手法をインフラストラクチャーに導入できます。
- モダンアプリケーション向けのデータサービスの強化:Nutanix Cloud PlatformはWebスケールアーキテクチャを採用しており、顧客企業は小規模でスタートし、アプリケーションのニーズの拡大に応じて数ペタバイト規模の環境へと拡張することができます。また、ファイル、オブジェクト、さらにデータベースサービスが加わった統合型のデータサービスのデリバリーを同一プラットフォーム上で一括管理し、Kubernetesベースのアプリケーションに対応できる唯一のプラットフォームです。さらに本日、開発者が開発環境から直接アプリケーションスタックにデータベースを迅速かつ容易にプロビジョニングおよびアタッチできるNutanix Database Service Operator for Kubernetesも提供開始しました。このオープンソース・オペレーターは、artifacthub.ioから入手できるほか、GitHubから直接ダウンロードすることも可能です。さらに、Nutanix ObjectsがContainer Object Storage Interface(COSI)のリファレンス実装をサポートしたことで、容易なオーケストレーションとセルフサービスのプロビジョニングが容易になります。このほか、Prometheusを使用した可観測性のサポートも追加されます。最後に、リアルタイムのストリーミングアプリケーションでの使用事例が多い、大規模なデータパイプラインを効率的に実現するため、Nutanix Objectsは、Presto、Dremio、Verticaなどのモダンな分析アプリケーションとConfluent Kafkaによる検証を行いました。
上記の新機能の基礎となるのが、Kubernetesアプリケーションの動的な要求を大規模に処理する、Nutanix Cloud Platformの優れた能力です。Nutanixのハイパーコンバージドインフラストラクチャーでは、パフォーマンスと容量がリニアに拡張され、自己修復ノードによって回復力が一から提供され、永続ストレージがネイティブに統合されます。さらに、Nutanix Cloud Platformは、未使用のコンピューティングリソースとストレージリソースをなくすことで、コスト効率の向上を支援できます。エッジ、データセンター、サービスプロバイダーと、ハイパースケーラーのポイントオブプレゼンスを対象に、完全なライセンスポータビリティを実現することで、クラウドの統合を検討中の顧客企業にとっては、ハイブリッド・マルチクラウドのエンドポイント全体で変わらないNutanixの価値を提供します。
Nymbus社の最高製品責任者であるLarry McClanahan氏は、次のように述べています。「当社のソリューションの中核的プラットフォームを社内で導入することを決めた際、カスタマイズ可能な構成を残すことで、理想的な柔軟性と管理の簡素化を実現できるよう、モジュール型のコンテナ化されたアプローチを採用することにしました。Red HatおよびNutanixとのパートナーシップにより、イノベーションのための柔軟性、迅速な市場投入、継続的な成長を後押しする圧倒的な拡張性が実現しています。独自のソリューションを通じ、デジタルバンキング市場でのお客様の成功をより効果的にサポートできることは大きな喜びです。」
ESGのシニアアナリストであるPaul Nashawaty氏は、次のように述べています。「コンテナ開発プラットフォームは、アプリケーション開発の迅速化を約束するものですが、これを導入する企業は、コンプライアンス、Day 2 オペレーション、コスト管理を大規模に維持できる企業に限られるでしょう。Kubernetesのコンテナ開発環境とクラウドエンドポイントで最高の選択肢を取り揃えるNutanixは、大規模かつコスト効率の高い方法でモダンアプリケーションの導入を迅速化する、魅力的な手段を提供します。」
Nutanixのモダンアプリケーション向け製品についての詳細は、https://www.nutanix.com/jp/solutions/cloud-native をご覧ください。
1 ガートナー社、「CTOs’ Guide to Containers and Kubernetes – Answering the Top 10 FAQs」、2022年5月31日、Arun Chandrasekaran、Wataru Katsurashima著
2 ガートナー社、「コンテナとKubernetesに関するCTO向けガイド: FAQトップ10」、2022年9月7日、Hiroko Aoyama
(以上)
Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアのグローバルリーダーであり、ハイパーコンバージドインフラストラクチャー・ソリューションのパイオニアとして、お客様がビジネスの推進に集中できる、意識しなくて良いインビジブルなITインフラストラクチャー管理を実現しています。Nutanixのソフトウェアは世界中の企業に採用されており、単一のプラットフォームで、場所を問わずハイブリッドおよびマルチクラウド環境のあらゆるアプリを管理できるよう支援しています。詳細については、www.nutanix.com/jp をご覧ください。Twitterは@NutanixJapanより、フォローしてください。
*本リリースは米国カリフォルニア州サンノゼで現地時間2022年10月26日に発表されたプレスリリースの抄訳版です。