2022年12月2日

Nutanix、2023年第1四半期の業績を発表

ACV請求額は前年同期比27%増、非GAAP営業損益は黒字化
すべての指標で上方修正を達成

Nutanix Inc.(本社:米国カリフォルニア州、プレジデント兼CEO: Rajiv Ramaswami 以下、Nutanix)は本日、2022年10月31日を末日とする2023年度第1四半期の業績を発表しました。

Nutanixのプレジデント兼CEOであるRajiv Ramaswamiは、次のように述べています。「先行き不透明なマクロ経済の中、お客様がNutanix Cloud Platformに見出す価値と、サブスクリプションモデルの強みを反映する形で、第1四半期には堅調な業績を達成しました。Nutanix Cloud Clusters (NC2) on Microsoft Azureの一般提供開始や、企業におけるKubernetesの大規模な採用促進に向けたNutanix Cloud Platformの強化を通じ、当社のハイブリッドマルチクラウドのビジョンもまた、実現に向けて重要な進展を遂げました。」

NutanixのCFOであるRukmini Sivaramanは、次のように述べています。「第1四半期の業績はサブスクリプションモデルの継続的な進展を反映し、ACV請求額の前年同期比27%増や、今回初めて非GAAPベースの四半期営業利益の黒字化を達成しました。サブスクリプション更新の基盤を構築すべく、当社は優れた実行能力を発揮し続けており、持続可能で収益性の高い成長に向けた取り組みに注力しています。」

2023年第1四半期の業績サマリー

 23年第1四半期22年第1四半期前年同期比
年間契約額(ACV)1請求額2億3,190万ドル1億8,330万ドル+27%
年間経常収益(ARR)212億8,000万ドル9億5,260万ドル+34%
平均契約期間33.0年3.1年-0.1年
売上高44億3,360万ドル3億7,850万ドル+15%
GAAPベース粗利益率81.0%78.5%+250 bps
非GAAPベース粗利益率83.4%82.1%+130 bps
GAAP営業費用4億3,140万ドル4億3,430万ドル-1%
非GAAP営業費用3億5,110万ドル3億5,260万ドル-0.4%
GAAP営業損失-8,030万ドル-1億3,730万ドル+42%
非GAAP営業利益(損失)1,060万ドル-4,190万ドル+5,250万ドル
GAAPベース営業利益率-18.5%-36.3%+ 17.8% pts
非GAAPベース営業利益率2.4%-11.1%+13.5% pts
フリーキャッシュフロー4,580万ドル-190万ドル+4,770万ドル

GAAPおよび非GAAPベースの財務指標および主要な業績指標の調整内容は、本プレスリリース原文の表をご覧ください。

最近の事業ハイライト

  • Nutanix Cloud Clusters (NC2) on Microsoft Azureを提供開始:Nutanixのハイブリッドクラウド環境をMicrosoft Azure専用ベアメタルノードへと拡大する、NC2 on Microsoft Azureの一般提供開始を発表しました。
  • 2022年 Gartner® Magic Quadrant™ for Distributed File Systems and Objects Storageにて2年連続でビジョナリーの1社に位置付け:Gartnerが2022年10月に公開したMagic Quadrant for Distributed File Systems and Object Storage(分散ファイルおよびオブジェクトストレージのマジック・クアドラント)にて2年連続でビジョナリーの1社に位置づけられました。
  • 企業におけるKubernetesの採用を促進:主要なKubernetesコンテナプラットフォームの広範なサポート、組み込み型のインフラストラクチャー・アズ・コード(IaC)機能、モダンアプリケーション向けのデータサービスの強化を発表しました。これらの新機能により、DevOpsチームはNutanix Cloud Platformのパフォーマンス、ガバナンス、柔軟性を活用し、アプリケーションデリバリーを迅速化でき、顧客企業はIT運用コストのコントロールを維持することが可能になります。
  • コーポレートガバナンスの強化を発表:Nutanix取締役会は2022年10月、無投票の役員選挙で多数決投票を採択し、同社内規のスーパーマジョリティ(圧倒的多数)議決要件を廃止しました。来る2022年年次株主総会では、期差任期制取締役会の廃止と定款からのスーパーマジョリティ議決要件の削除について株主の承認を要求することになります。これらの施策により、同社のコーポレートガバナンス体制は強化され、引き続き株主価値を向上できると予想されます。

2023年第2四半期の業績見通し

ACV請求額2億4,500万~2億5,000万ドル
売上高4億6,000万~4億7,000万ドル
非GAAPベース粗利益率82%~83%
非GAAPベース営業利益率5%~10%
加重平均発行済株式数(希薄化後)約2億7,900万株

2023年度の業績見通し

ACV請求額8億9,500万~9億ドル
売上高17億7,000万~17億8,000万ドル
非GAAPベース粗利益率82%~83%
非GAAPベース営業利益率2%~4%

Nutanixの2022年度第1四半期に関するプレゼンテーションなど、本業績発表の補足資料は、https://ir.nutanix.com/company/financial/ でご覧いただけます。

用語の定義と総売上高への影響
1 ACV(年間契約額)は、プロフェッショナルサービス/ハードウェア関連の金額を除外した、年換算の総契約額として定義されます。年換算の総契約額は、総契約額を、当該契約の期間の年数で除することで計算されます。期間が定められていない契約に関しては、必要に応じて5年間と仮定した期間を使用します。任意の期間のACV請求額は、当該期間中に請求されたすべての契約のACVの総額として定義されます。
2 任意の期間のARR(年間経常収益)は、特定期間末の時点で有効な、すべての非永続製品契約のACVの総額として定義されます。当該契約の条件により、後の期間までNutanixが義務を履行できない場合を除き、そして当該契約に関する売上高をNutanixが認識する期間に関わらず、この計算では、契約期間は契約の計上日に開始するものと仮定します。
3 平均均契約期間は、期間中に履行された永続製品ライセンスに5年間と仮定した期間を使用し、すべてのサブスクリプション契約と永続製品契約を対象に、請求額ベースで計算を行った、ドル加重期間を表しています。
4 現在進行中のサブスクリプション型ビジネスモデルへの移行に関連し、平均契約期間が前年同期比で減少したことにより、売上高はマイナスの影響を受けました。

(以上)

Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアのグローバルリーダーであり、ハイパーコンバージドインフラストラクチャー・ソリューションのパイオニアとして、お客様がビジネスの推進に集中できる、意識しなくて良いインビジブルなITインフラストラクチャー管理を実現しています。Nutanixのソフトウェアは世界中の企業に採用されており、単一のプラットフォームで、場所を問わずハイブリッドおよびマルチクラウド環境のあらゆるアプリを管理できるよう支援しています。詳細については、 www.nutanix.com/jp をご覧ください。Twitterは@NutanixJapanより、フォローしてください。

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