2023年3月9日

ArubaのSASEソリューション強化を目的にAxis Security社の統合クラウドセキュリティおよびSD-WANを単一のオファリングとして提供

HPEは本日、クラウドセキュリティプロバイダーのAxis Security社を買収する正式契約を締結したことを発表しました。このたびの買収により、HPEは統一されたSASE(Secure Access Services Edge)ソリューションを提供し、edge-to-cloudのセキュリティ機能を強化し、ネットワークとセキュリティが統合されたソリューションをas a Serviceで導入したいという需要の高まりに対応します。Axis Security社が提供するSecurity Services Edge(SSE)プラットフォームは、アプリケーションのパフォーマンス向上とネットワークセキュリティを強化し、リモートユーザーの増加やクラウドへのアプリケーションの移行に伴うニーズに対応します。

Axis Security社が提供するクラウドベースのプラットフォームSSEは、企業およびパブリッククラウドのリソースへのアクセスを可能にし、Arubaが提供するSD-WAN (Software-defined Wide Area Network)およびネットワークファイアウォールを補完します。この組み合わせにより、完全なedge-to-cloudのSASEソリューションとして、Zero Trustセキュリティ制御を人やデバイスの場所が、施設、支店、自宅、外出先などどこにあっても適用することができます。

HPE Aruba NetworkingのEVP兼ゼネラルマネージャーであるフィル・モットラム(Phil Mottram)は次のように述べています。
「パンデミックが収束し、働く環境がハイブリッドであることがニューノーマルになっていますが、重要なSaaSアプリケーションを保護するためのネットワークエッジセキュリティに新たなアプローチが必要です。ArubaとAxis Security社が提供するソリューションの融合で実現される包括的なSASEソリューションがedge-to-cloudの接続性を変革し、IoTデバイスとユーザーが地理的に分散していても最高レベルのセキュリティが実現されます。HPEのビジョンは、SASEとプライベート5Gソリューションによってお客様が求める安全な接続環境を拡大することですが、このたびのAxis Security社の買収および先日発表したAthonet社の買収によりこのビジョンをさらに加速することになります」

イスラエルのテルアビブに本社を置くAxis Security社が提供する、クラウドネイティブなSSEプラットフォームAtmosは、以下の機能を提供します。
ネットワークエッジでプライベートアプリケーションへの認証ユーザーアクセス
インターネットへのユーザーアクセスを保護するセキュアWebゲートウェイ(SWG)
SaaSアプリケーションへのセキュアなインラインアクセスを提供するCASB(Cloud Access Security Broker)
ユーザー体験に関するインサイトを提供するDEM(Digital Experience Monitoring)

Axis Security社の統合プラットフォームによるクラウドセキュリティでSASEを強化
HPEは、Axis Security社のテクノロジーを既存のArubaセキュアネットワーキング製品に統合し、SASEのオファリングを拡充します。これにより、データをデータセンター経由でルーティングするのではなく、ネットワークエッジでWANとクラウドのセキュリティ制御をアプリケーションで直接実現できます。そして、お客様は、プロバイダーのネットワークコンポーネントを個別に取得、保守、ライセンスする必要がなくなり、1つのコントロールポイントから、すべてのコンポーネントをas a Serviceとして柔軟に利用することが可能になります。

HPEのedge-to-cloudプラットフォームであるHPE GreenLakeに、Axis Security社のクラウドネイティブなSSEプラットフォームを統合し、お客様は月額支払いのサブスクリプションとして利用できます。柔軟なas a Serviceソリューションは、導入のリスクを軽減し、初期投資の抑制を可能にし、需要に応じてスケールさせることができます。

HPEポートフォリオとの統合および提供時期
買収の完了は、規制当局の承認およびその他の慣習的な完了条件に従って、HPEの2023会計年度の第2四半期末を予定しています。HPEは、Axis Security社のソリューションを自社のedge-to-cloudセキュリティソリューションに統合し、HPE 2023会計年度の第3四半期にお客様へ提供を開始する予定です。

■ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)について
Hewlett Packard Enterprise (NYSE: HPE) は、グローバルEdge-to-Cloudカンパニーとして、あらゆる場所に蓄積される全てのデータの価値を解き放ち、事業の成果を加速させる支援をします。人々の生活そして働き方の向上を目指し、数十年にわたって未来の再考とイノベーションを重ね、HPEは独自でありながら、オープンでインテリジェントなテクノロジーソリューションをas a Serviceで提供しています。クラウドサービス、コンピュート、HPC & AI、インテリジェントエッジ、ソフトウェア、ストレージを全てのクラウドとエッジにわたって一貫したエクスペリエンスで提供することで、お客様が新たなビジネスモデルを創出し、新たなエンゲージメントを展開し、運用のパフォーマンスを最大化できるようサポートしています。詳細はhttps://www.hpe.com でご確認ください。

■プレスルーム
www.hpe.com/jp/ja/japan/newsroom/press-release.html

※本リリースは、ヒューレット・パッカード エンタープライズ(本社:米国テキサス州ヒューストン、以下:HPE)が、2023年3月2日(現地時間)に発表した英文リリースに基づいて作成した日本語抄訳です。原文(全文)はこちらをご参照ください。

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