Nutanix、2023年第2四半期の暫定業績を発表
- ACV請求額は前年同期比23%増、フリーキャッシュフローマージンは過去最高
- 2023年度の売上高とACV請求額を上方修正
Nutanix Inc.(本社:米国カリフォルニア州、プレジデント兼CEO: Rajiv Ramaswami 以下、Nutanix)は本日、2023年1月31日を末日とする2023年度第2四半期の暫定業績を発表しました。本リリースに記載の2023年1月31日を末日とする第2四半期のすべての業績および関連する前年同期比の内容は、レビューまたは監査を経ておらず、Nutanixの算定に基づき、同社の財務諸表の作成プロセスの完了前に作成されたものです。
Nutanixのプレジデント兼CEOであるRajiv Ramaswamiは、次のように述べています。「先行き不透明なマクロ経済の中、サブスクリプションモデルの強みを反映する形で、第2四半期は堅調な業績を達成しました。データセンターのモダナイズとハイブリッドマルチクラウドの運用モデルの採用に際し、お客様がITとクラウドの緊密なコスト管理を目指す中、当社のプラットフォームの価値提案は支持を獲得しています。」
NutanixのCFOであるRukmini Sivaramanは、次のように述べています。「ACV請求額は前年同期比23%増、フリーキャッシュフローマージンは過去最高を達成するなど、第2四半期の業績は、売上高と利益で優れたバランスを示しました。サブスクリプション更新の拡大する基盤に対して、当社は優れた実行能力を発揮し続けており、持続可能で収益性の高い成長に向けた取り組みに注力しています。」
このほか、Nutanixの経営陣は、サードパーティプロバイダーの1社の提供する特定の評価用ソフトウェアが、本来の目的ではなく、相互運用性テスト、妥当性確認、顧客企業の概念実証の目的で複数年にわたり使用されたことを特定しました。監査委員会では、社外弁護士の助言に基づき本件の調査を開始しており、調査は現在も進行中です。Nutanixは本件が事業の根幹および全体的な見通しに重大な影響を及ぼすものではないと考えています。
Nutanixは現在、本件が業績発表に及ぼす影響を検証中であり、本ソフトウェアの追加使用への対応に関しては、さらなるコストの発生が見込まれます。こうした状況を受け、2023年第2四半期の暫定業績と2023年度の第3四半期および通期の見通しに関し、同社は費用関連の財務情報を公開していません。
Nutanixは、本件の検証作業を可能な限り早期に完了するよう努めていますが、2023年1月31日を末日とする四半期のForm 10-Q四半期報告書の提出は、期日ないし12b-25で認められる5日間の所定の延長期間には間に合わないと予想しています。
2023年第2四半期の暫定業績サマリー
23年第2四半期 | 22年第2四半期 | 前年同期比 | |
年間契約額(ACV)1請求額 | 2億6,760万ドル | 2億1,790万ドル | 23% |
年間経常収益(ARR)2 | 13億8,000万ドル | 10億4,000万ドル | 32% |
平均契約期間3 | 3.0年 | 3.1年 | -0.1年 |
売上高4 | 4億8,650万ドル | 4億1,310万ドル | 18% |
営業活動によるネットキャッシュ | 7,410万ドル | 2,580万ドル | 4,830万ドル |
フリーキャッシュフロー | 6,300万ドル | 1,720万ドル | 4,580万ドル |
フリーキャッシュフローと、最も直接的に比較可能なGAAPベースの財務指標である営業活動によるネットキャッシュの調整内容は、本プレスリリース原文の表をご覧ください。
最近の事業ハイライト
- AOS™ 6.6の提供開始を発表:強力なデータサービスとシンプルなネットワーキング/セキュリティ機能をNutanix Cloud Platformにもたらす、AOS™ 6.6ソフトウェアリリースの提供開始を発表しました。
- ユーザーカンファレンス「.NEXT 2023」の詳細を発表:年次ユーザーカンファレンス「.NEXT」の詳細を発表しました。3年ぶりの現地開催となる本カンファレンスは、2023年5月9~10日にイリノイ州シカゴで行われます。ご登録はこちらからお願いします。
- 「Investor Day」の最新情報:報告書提出の遅延が予想されるため、Nutanixは「Investor Day」の開催時期を変更しており、現在は2023年夏の開催を予定しています。具体的な日程については、決定次第発表します。
2023年第3四半期の業績見通し
ACV請求額 | 2億2,000万~2億2,500万ドル |
売上高 | 4億3,000万~4億4,000万ドル |
2023年度の業績見通し
ACV請求額 | 9億500万~9億1,500万ドル |
売上高 | 18億~18億1,000万ドル |
上記に加えて、2023年度のフリーキャッシュフロー予想(1億~1億2,500万ドル)については、以前の見通しを再確認しています。
Nutanixの2023年度第2四半期に関するプレゼンテーションなど、本業績発表の補足資料は、 ir.nutanix.com/company/financial/ でご覧いただけます。
用語の定義と総売上高への影響
1 ACV(年間契約額)は、プロフェッショナルサービス/ハードウェア関連の金額を除外した、年換算の総契約額として定義されます。年換算の総契約額は、総契約額を、当該契約の期間の年数で除することで計算されます。期間が定められていない契約に関しては、必要に応じて5年間と仮定した期間を使用します。任意の期間のACV請求額は、当該期間中に請求されたすべての契約のACVの総額として定義されます。
2 任意の期間のARR(年間経常収益)は、特定期間末の時点で有効な、すべての非永続製品契約のACVの総額として定義されます。当該契約の条件により、後の期間までNutanixが義務を履行できない場合を除き、そして当該契約に関する売上高をNutanixが認識する期間に関わらず、この計算では、契約期間は契約の計上日に開始するものと仮定します。
3 平均均契約期間は、期間中に履行された永続製品ライセンスに5年間と仮定した期間を使用し、すべてのサブスクリプション契約と永続製品契約を対象に、請求額ベースで計算を行った、ドル加重期間を表しています。
4 現在進行中のサブスクリプション型ビジネスモデルへの移行に関連し、平均契約期間が前年同期比で減少したことにより、売上高はマイナスの影響を受けました。
(以上)
Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアのグローバルリーダーであり、ハイパーコンバージドインフラストラクチャー・ソリューションのパイオニアとして、お客様がビジネスの推進に集中できる、意識しなくて良いインビジブルなITインフラストラクチャー管理を実現しています。Nutanixのソフトウェアは世界中の企業に採用されており、単一のプラットフォームで、場所を問わずハイブリッドおよびマルチクラウド環境のあらゆるアプリを管理できるよう支援しています。詳細については、 www.nutanix.com/jp をご覧ください。Twitterは@NutanixJapanより、フォローしてください。
*本リリースは米国カリフォルニア州サンノゼで現地時間2023年3月6日に発表されたプレスリリースの抄訳版です。原文はこちらをご参照ください。