Nutanix、ハイパーバイザーのイノベーションの進化を通じ、企業のモダナイゼーションを推進
大規模エンタープライズ環境に最適なAHVの新機能と導入オプションを発表
Nutanix Inc.(本社:米国カリフォルニア州、プレジデント兼CEO: Rajiv Ramaswami 以下、Nutanix)は本日、企業のインフラストラクチャーの迅速なモダナイゼーションを支援するNutanix AHVの新たな導入オプションとプログラムを発表しました。この新たな取り組みでは、従来のサーバーハードウェアの投資を再利用しつつ、より柔軟な導入を可能にすることで、ワークロードとコスト管理のさまざまなニーズに対応します。このほか、仮想化とコンテナ化の新たなプラットフォームを求める顧客企業を対象とし、回復力を強化しつつ、エンタープライズ規模の導入をサポートするものとして、Nutanix AHVハイパーバイザーの新機能も発表しました。
Treasure IslandおよびCircus Circus Hotel CasinoのCIOであるAndrew Phan氏は、次のように述べています。「既存のハイパーバイザーの価格が2倍以上になると判明した段階で、24時間365日のミッションクリティカル環境を含む、当社のすべてのワークロードをNutanixへ完全移行する決断を下しました。Nutanixへの移行は、過去に経験がないほど迅速かつスムーズに行えました。」
Nutanix AHVの新たな導入オプション
使用中のレガシーハイパーバイザーからNutanixへの移行を合理的に行えるよう、Nutanixは、現在開発中の新たなAHVサーバー機能を発表しました。Ciscoとの戦略的パートナーシップの一環として、NutanixはCisco UCSブレードサーバーの認証に関してCiscoと協業しています。今回の新機能により、エンタープライズはブレードサーバーを含む既存の導入済みサーバーを再利用し、Nutanix AHVハイパーバイザーを実行できます。この機能は、演算専用ノードとHCIまたはストレージ専用ノードが接続されている、Nutanixアーキテクチャの柔軟なスケーリングが基礎となります。このほか、Nutanix Elevateプログラムの一環として、OEMパートナー各社と長期的に協業することで、Nutanixは既存および新規の幅広いサーバー構成を対象に、AHVの実行能力を拡大していきます。
Cisco Computeのシニア・バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのJeremy Foster氏は、次のように述べています。「いかなる要求の厳しいアプリケーションにも対応できるよう、お客様はインフラストラクチャーのモダナイズを急速に進めています。そのため、業界をリードするCisco UCS Xシリーズなど、Ciscoのブレードサーバーとラックサーバーのポートフォリオを筆頭に、これまで以上に豊富なサーバーのフォームファクターでAHVを実行できるよう、CiscoはNutanixとのコラボレーションを進めています。これにより、CiscoとNutanixの共通のお客様にとっては、データセンターのモダナイズに関する選択肢が拡大します。」
このほか、最も一般的なvSAN ReadyNode構成の大半について、Nutanixは再利用をサポートしており、既存のハードウェアの再利用を実現することで、Nutanix Cloud InfrastructureソリューションとAHVハイパーバイザーへの移行の簡素化を支援しています。既存のサーバーハードウェアの再利用を実現しつつ、演算専用ハードウェアのオプションを拡大することで、インフラストラクチャーのモダナイズに関するTCOは大幅に削減できます。
Nutanixの製品管理担当シニア・バイスプレジデントであるThomas Cornelyは、次のように述べています。「パートナー各社との協業により、Nutanix AHVの対象範囲を拡大し、従来型のハイパーコンバージドサーバーだけでなく、演算専用サーバーにも対応できることは大きな喜びであり、企業のお客様による採用をこれまで以上に拡大することで、運用を簡素化し、サイバーレジリエンスを向上させていきます。今年はNutanix AHVハイパーバイザーの提供開始から10周年の節目にもあたります。最高のエンタープライズ仮想化とコンテナ化プラットフォームを提供するため、当社は今後もイノベーションへの取り組みを継続していきます。」
Nutanix AHVが、デジタルの回復力とエンタープライズ規模の導入を簡素化
Nutanixは今回、AHVワークロードとそのデータをサイバー攻撃から保護しつつ、マルチサイト環境のミッションクリティカルなアプリケーションのアップタイムを最大化するための新機能も発表しました。具体的には、プラットフォームのサイバーレジリエンスを向上させるためにセキュアスナップショット機能を強化しており、悪意のあるアクターやランサムウェアからの防御を目的としたスナップショットの変更など、特権オペレーション向けのマルチパーティの認証コントロール機能が新たに追加されています。さらに、Nutanix AHVは今後、マルチサイトのディザスタリカバリ(DR)のサポートを通じ、同社のMetroソリューションを強化し、2サイトの同時障害からのより迅速な復旧を支援する予定です。2025年には、欧州連合(EU)の金融サービス機関を対象としたデジタル・オペレーション・レジリエンス法(DORA)の施行が予定されていますが、同法の影響を受ける企業にとってこの新機能は有益となる見通しです。顧客企業は今後、Nutanix Cloud Platformソリューション上で最大規模のミッションクリティカルなシステムを実行し、シンプルな運用と統合型のハイブリッド・マルチクラウド運用モデルを活用できるようになります。
さらに、AHVの自動クラスター選択機能により、大規模なNutanix環境全体のユーザーを対象に、クラウドライクなセルフサービス体験をより簡単に提供できます。この新機能は、一連のクラスターを対象に、新たに作成された仮想マシン(VM)をインテリジェントに配置することで、管理者が関与することなくリソース利用のバランスを取り、セルフサービス型のアプリケーションプロビジョニングを簡素化します。ライブマイグレーションなどの中核的な仮想化機能についても、Nutanixは強化を継続しています。今回の最新のイノベーションでは、メモリがデスティネーションホストに複製される方法をよりインテリジェントに管理することで、大規模かつアクティブなVMを中心に、ライブマイグレーションを推進します。
AHVサーバーの新機能とAHV MetroマルチサイトDRは現在開発中です。vSAN ReadyNode、セキュアスナップショット、AHVの自動クラスター選択のサポートは、現在ご利用できます。詳細については、こちらをご覧ください。
賛同コメント:
● IDCのインフラストラクチャー担当リサーチ・バイスプレジデントであるDave Pearson氏は、次のように述べています。「企業の仮想化が再び脚光を浴びる中、リスクを管理しつつIT運用のモダナイズを考える顧客企業にとって、Nutanix AHVは魅了的な選択肢として浮上しています。新規のNutanix HCIの導入の一環として、既存のサーバーが再利用できることで、移行時の一般的な摩擦要因は排除され、HCIへの移行に伴う投資対効果は向上します。」
(以上)
Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアのグローバルリーダーであり、クラウド間でアプリケーションやデータを運用するための単一プラットフォームを企業に提供しています。Nutanixの活用により、企業は複雑さの軽減と運用の簡素化を実現し、ビジネスの成果に集中することが可能になります。Nutanixはハイパーコンバージドインフラストラクチャーのパイオニアとしての実績をもとに、一貫したシンプルかつコスト効率の高いハイブリッドマルチクラウド環境の構築を支援し、世界中の企業から高い信頼を獲得しています。詳細については、 www.nutanix.com/jp をご覧ください。または@NutanixJapanより、フォローしてください。
*本リリースはスペイン・バルセロナで現地時間2024年5月21日に発表されたプレスリリースの抄訳版です。