2018年4月3日

ジュニパーネットワークス、企業のマルチクラウド対応ポート フォリオを拡充

データセンター、キャンパス、ブランチ、クラウドネットワーキングソリューションのポートフォリオ拡充により、セキュアで自動化されたマルチクラウドへの移行を簡素化

ジュニパーネットワークス(本社:カリフォルニア州サニーベール、NYSE: JNPR)は本日、企業のセキュアで自動化されたマルチクラウド環境への移行を支援するマルチクラウド対応ポートフォリオを拡充したことを発表しました。ジュニパーネットワークスは、これまでのデータセンター、キャンパス、ブランチ、クラウドネットワーキングソリューションからなるポートフォリオに加え、企業がマルチクラウドに対応するために必要なインフラソリューションを提供します。

企業は俊敏性と柔軟性を向上させるために、より多くのワークロードをオンプレミスからクラウドに移行しています。当社の依頼でプライスウォーターハウスクーパース(PwC)が実施した最近の調査によると、現在オンプレミス上にある企業のワークロードの大部分は、今後1~3年の間にパブリッククラウドに移行される見込みです。その結果、IT環境全体にわたるワークロードの分散が進み、企業は優れたマルチクラウド戦略を採用する必要に迫られています。

企業のマルチクラウド化の障壁を取り除くためには、エンドツーエンドのセキュリティと自動化をネットワークのあらゆる場所で統合しなければなりません。実際、企業はセキュアで自動化されたマルチクラウド・アーキテクチャの実現に向けて、さまざまな取り組みを進めています。今回ジュニパーネットワークスが拡充したデータセンター、キャンパス、ブランチ、クラウド向けのポートフォリオは、企業が自社の条件に基づいてマルチクラウド・アーキテクチャへ移行できるよう設計されています。これにより、今日のニーズを満たしながら無理のないネットワークの更改と拡張を実現しながら、企業のマルチクラウド対応を実現します。

本ニュースのハイライト
データセンター
データセンターの更新、拡張、統合を進め、セキュアで自動化されたマルチクラウド実現に向けたIT環境を整備する企業に対し、ジュニパーネットワークスは以下のデータセンターソリューションを新たに発表します。
•データセンタースパイン、データセンターエッジ、DCI向けユニバーサルスイッチ:新しい「QFX10002-60C」スイッチは、データセンター・インターコネクト(DCI)のスパインまたはエッジデバイスとして柔軟に使用できます。このスイッチは、60×100ギガビット・イーサネット(GbE)によるディープバッファのインタフェースを備えています。また、ジュニパーネットワークスは、64x100GbEポート・スパイン・スイッチである「QFX5210-64C」と、48x25GbEトップオブラック・スイッチである「QFX5200-48Y」をポートフォリオに加えます。
•新しいラインカードによるセキュアなワークロードの移行:「QFX10000」モジュラースイッチに「QFX MACsec」ラインカードを追加することで、30ポートの100GbE接続性を提供し、データセンター内およびデータセンター間のトラフィックを暗号化します。

キャンパス
ジュニパーネットワークスは、キャンパス・ネットワークがマルチクラウドのセキュリティとオペレーションに不可欠な役割を担うと考えており、以下ソリューションを追加してキャンパス・ポートフォリオを拡充します。
•シングルポイントのコントロールでキャンパス管理を簡素化:「Juniper SkyÔ Enterprise」は、オペレータによるスイッチングとセキュリティデバイスの導入、設定、管理を実現し、最大90%まで変更エラーを削減するクラウド管理サービスです。直観的で使いやすいWebベースのダッシュボードで、キャンパスおよびブランチのネットワーク管理を簡素化します。またSky Enterpriseは、Aerohive Hive Manager NG APIと統合することで、ネットワークオペレーターに無線アクセスポイントのモニタリングを提供します。
•マルチギグの小型コアスイッチ:新しい「EX2300」および「EX4300」スイッチは、ジュニパーネットワークスのキャンパス・ポートフォリオにマルチギガビットのインタフェースを追加します。「EX4300」マルチギガビットスイッチは、新しいアプリケーションおよびMACsec向けにPOE++をサポートし、クラウドへのセキュアな移行を可能にします。「EX9250」スイッチは「Junosâ Fusion」とEVPN-VXLANの両方に対応しており、企業に複数のファブリック・オプションを提供する小型のキャンパスコアです。

ブランチ
ジュニパーネットワークスは、幅広いソフトウェア機能をサポートしながら、アプリケーションとセキュリティのコントロールを全てのネットワークと同期させるブランチアプローチを採用しています。ジュニパーネットワークスのブランチ・ポートフォリオの拡充は、以下のソリューションによってマルチクラウドに対応したブランチの実現を支援します。
•ワイヤレスの接続性を備えた新しいネットワーク・サービス・プラットフォーム:ジュニパーネットワークスの新しい「NFX150ネットワーク・サービス・プラットフォーム」は、ネイティブなブランチセキュリティおよびハイブリッドなWAN機能と、ブランチ間における無線4GおよびLTE接続を統合します。拡張可能なプラットフォームとして構築されており、サードパーティの仮想ネットワーク機能(VNF)を実行できます。
•新しいサブスクリプションベースの価格で提供する「Contrail SD-WAN」:ジュニパーネットワークスの「Contrail SD-WAN」ソリューションは、「SRXシリーズ・サービス・ゲートウェイ」およびNFXシリーズと、マルチクラウド対応SD-WANに必要なプラットフォームおよびオーケストレーション・ソフトウェアをバンドルして提供します。新しいサブスクリプションの価格設定では、複数の物理および仮想のエンドポイント・オプションにセキュアなSD-WAN管理を併せて提供します。

クラウド
オンプレミスのワークロードをセキュアにパブリッククラウドへ移行するため、ジュニパーネットワークスは、パブリッククラウドへの接続性、およびパブリッククラウド内の接続性を、セキュアかつ自動的に確立する方法を提供します。
•パブリッククラウドへのセキュアな接続性:ジュニパーネットワークスのセキュアなクラウド接続ソリューションは、オンボーディング・サービスと、AWSおよびAzureで提供している仮想製品(「vSRX仮想ファイアウォール」またはvMX仮想ルーター)を統合して、データセンター、キャンパス、ブランチのネットワーク、仮想プライベートクラウド(VPC)間で安全なIPsec接続性の設定を自動化します。これらのソリューションは、CloudFormation、TerraForm、またはAnsibleプレイブックといった運用の選択をすることもできます。

本日発表した新ソリューションはすべて、ジュニパーネットワークスのオペレーティングシステム「Junosâ」で作動し、ネットワーク内の複数箇所を自動化するために必要なテレメトリ、セキュアなプログラミングインタフェース、運用ツールをユーザーに提供します。

ジュニパーネットワークスについて
ジュニパーネットワークスは、私たちのつながり方、働き方、生活に変革をもたらすクラウド時代において、製品、ソリューション、サービスにより、複雑なネットワークの簡素化を実現します。弊社は、顧客とパートナー企業に向けて、世界をつなぐ、自動化、拡張性を備えたセキュアなネットワークを提供するため、ネットワークをそれまでの制約から解放します。ジュニパーネットワークスに関する詳細な情報は、以下をご覧ください。 www.juniper.net/jp/、Twitter、Facebook、YouTube、J-Net(最新情報提供サイト)

Juniper Networks、Juniper Networksロゴ、Juniper、およびJunosは、米国およびその他の国における Juniper Networks, Inc.の登録商標です。その他、記載の各名称は、各所有者に所有権があります。