2019年1月25日

Aruba、日立ソリューションズの「働き方改革」を支え、スマー トデジタルオフィス環境実現に向け本社オフィス全域で「いつでも どこでも自由にネットワークにアクセスできる」無線LAN環境を整備

~日立ソリューションズの厳格なセキュリティ基準、調達基準をクリアした品質が、300台超のAPの統合管理と安定運用を実現~

Aruba, a Hewlett Packard Enterprise company(NYSE: HPE、米国カリフォルニア州サンタクララ、以下「Aruba」)は本日、株式会社日立ソリューションズ(本社所在地:東京都品川区、取締役社長:星野 達朗 以下「日立ソリューションズ」)が、同社の推進する「働き方改革」の一環として、Arubaの各種無線LANソリューションを導入し、同社の厳格なセキュリティ基準ならびに調達基準に適合する高速な無線LAN環境を、本社の執務エリア全域に拡張したことを発表しました。

現在は、本社拠点の日立ソリューションズタワーA棟およびB棟双方の各フロアに、計300台を超えるアクセスポイント(以下「AP」)を展開し、これらを冗長化したモビリティ・コントローラーで一括管理しています。日々2000ほどのデバイスがアクセスし、PCで行う日常業務はすべて無線LAN経由で行われるとともに、Office 365でのWeb会議やシトリックスを利用したシンクライアント環境など多様なアプリケーションも、無線LAN経由で安定して活用しています。

Aruba, a Hewlett Packard Enterprise company(NYSE: HPE、米国カリフォルニア州サンタクララ、以下「Aruba」)は本日、株式会社日立ソリューションズ(本社所在地:東京都品川区、取締役社長:星野 達朗 以下「日立ソリューションズ」)が、同社の推進する「働き方改革」の一環として、Arubaの各種無線LANソリューションを導入し、同社の厳格なセキュリティ基準ならびに調達基準に適合する高速な無線LAN環境を、本社の執務エリア全域に拡張したことを発表しました。

全社挙げての「働き方改革」推進の結果、同社では残業時間の減少や有給休暇取得率の向上など、目に見える効果が表れてきていますが、柔軟にネットワークアクセスできる「スマートデジタルワークプレイス」の環境整備もこの効果を生む重要な基盤となっています。「いつでもどこでも自由にネットワークにアクセス」できる高速で安全な無線環境の実現はもちろん、約600名が収容できる講堂や、広い会議室が集中するフロアなどの高密度環境下でも快適に無線LANが利用されています。また、レイアウト変更や組織変更など、改革を現実化する様々な施策も、従来それに付随して不可欠だったLANケーブルの敷設/計画/変更/メンテナンスの必要がないため、機動的、柔軟かつ迅速に実施できるようになりました。既に、食堂スペースを、アイドルタイムにはミーティングなどに新たに活用したり、集中ブースと呼ばれる作業に没頭できるエリアを新設するなど、業務効率やコラボレーション、創造性を高める新しい施策が次々に打ち出されています。

本社全域での無線LAN環境整備の背景
日立ソリューションズは、「未来の扉をひらく。ゆるぎないチカラとともに。」を経営ビジョンに、日立グループの情報・通信システム事業の中核を担うIT企業として、多くの顧客の課題に応えるため最新ソリューションへの積極的な取り組みで知られています。「働き方改革」も、現在同社が特にフォーカスする事業の一つで、テレワーク向け就業管理や仮想デスクトップ、業務自動化、長時間労働是正など豊富なソリューションを展開しています。また同社への高い信頼性を形成する特徴のひとつは、まず自社内でシステムを導入して知見を蓄積したうえで、最適なソリューションを顧客に提供していることです。

同社では、社内の「働き方改革」が2016年から本格的に始動し、働く時間や場所にとらわれない柔軟な働き方をめざす“タイム&ロケーションフリーワーク”がその取り組みのひとつになっていました。これを実現するため、まずは、従来は会議室フロアなど限定されたエリアのみで展開していた無線LAN環境を、本社棟の全てのエリアに拡張し、「いつでもどこでも自由にネットワークにアクセス」できるインフラを整備することが決定されました。

都心の高層複数棟、多フロアに展開される同社のオフィス全域を、快適・セキュアな無線LANでカバーするために必要だった要件は、主に次のようなものです ・計300台以上配置されるAPを統合管理できる冗長化されたモビリティ・コントローラーであること
・セキュアな環境維持のため、SSIDごとの通信制限等ファイアウォールポリシーを綿密に設定できること
・広い本社オフィス・施設内のどこに移動しても、途切れず快適なネットワーク接続が維持されること
・周辺にホテル等が林立し、外来波が多く検知される都心オフィスという現在の環境下でも、その影響を回避できること
・日立ソリューションズの厳格なセキュリティ基準、調達基準に適合すること

Aruba選定の理由と運用状況
こうした背景のもと、Aruba 7200シリーズ・モビリティ・コントローラー、AP-205、AP-105等で構成されるAruba の無線ソリューションが選ばれた理由および現在の運用状況は、主に次の通りです。

1.自社から顧客への豊富な納入・運用実績で実証された高い性能とサポート体制
厳しい調達・セキュリティ基準への適合
日立ソリューションズの厳格なセキュリティ基準、調達基準ならびに同社の品質保証部門が製品主管事業部と協同して実施する独自の品質テストに適合。また、同社ネットワーク製品部門が顧客向けに取り扱うソリューションの一つであり、シンプルな集中統合管理や途切れなく快適な接続が実現されこと、サポート体制が充実していることが経験的に実証されていた。

2.自動的に最も快適な電波環境を維持する各種機能~スティッキー端末、外来波などによる悪影響も排除~
電波環境が悪化しても通信を維持し続けようとする引っ張り現象、いわゆるスティッキー端末への対策についても、ArubaのAPには、AP同士で情報をやり取りし、無線クライアントを最適なAPに誘導する機能が搭載されている。また外来波に対しても、ARM機能が最適なチャネルに自動調整するため、管理側で詳細な調整が不要になる。

3.導入後の運用状況=製品の安定性・低負荷の運用管理性にも高い評価
初期不良であるDOAの報告は一度もなく、導入後1年半あまりが経過しても、実際に機器を交換したのはわずか2度ほどで、同社担当者も「300台を超える数が稼働していながらその程度の故障しか発生していません。製品そのものが安定しており、かなり優秀だと考える」と評価。従来のおよそ8倍のAPが展開されたが、管理用の増員も必要なく、管理負担も増えていない。

今後の展開
様々な厳しい要件をクリアしながら、本社無線LAN環境の全フロア展開を順調に成功させてきた、日立ソリューションズ IT・情報セキュリティ本部 基盤サービス部 ITサービスグループ グループマネージャの福山直美氏は、「働き方改革」をIT面から支える先進的な職場環境づくりについて、次のように述べています。「今後も、IEEE802.11axなど新たな無線規格をはじめ、無線の高速化が進んでいきます。刷新のタイミングでは、その時点における先進的な環境を自社内で整備し、お客さまに提供できる知見を蓄積していけるような環境を今後も整備していきたいと考えています」

■関連資料■

本件に関する導入事例ホワイトペーパーは、以下よりご参照下さい。
www.arubanetworks.com/ja/resources/hitachi-solution/

株式会社 日立ソリューションズについて
「未来の扉をひらく。ゆるぎないチカラとともに。」を経営ビジョンに掲げ、日立グループの情報・通信システム事業の中核を担うIT企業として多くの顧客にソリューションを提供。ITガバナンスやシステム開発・運用、セキュリティ、クラウド、人材・知財戦略などジャンルごとに豊富なソリューションを揃えており、「働き方改革」による長時間労働是正の削減やRPAによる省力化など顧客の課題に応えるための最新ソリューションへも積極的に取り組んでいます。

Aruba, a Hewlett Packard Enterprise companyについて
Aruba, a Hewlett Packard Enterprise companyは、全世界のあらゆる規模の企業に次世代ネットワーク・ソリューションを提供する主要プロバイダです。モバイルに精通し、仕事やプライベートのあらゆる場面でクラウドベースのビジネス・アプリを活用する新世代の能力を企業が最大に引き出せるよう支援するITソリューションを提供しています。Arubaについての詳細は、www.arubanetworks.com/ja/をご覧ください。また、Airheads Social(community.arubanetworks.com)では、モビリティとAruba製品に関する最新の技術的討論を覧いただけます。