2020年3月26日

モランボン、ハイブリッドクラウドへの移行で生産性向上を実現

食品メーカーが、パブリッククラウドをより実用的かつ柔軟なNutanixのハイブリッドクラウドに置き換え

ニュータニックス・ジャパン合同会社 (本社: 東京都千代田区、社長: 町田 栄作、以下Nutanix) は本日、モランボン株式会社(本社:東京都府中市、代表取締役社長:全 峰 碩 (ジョンポンソ))がパブリッククラウド環境に構築していた業務システムをNutanix Enterprise Cloud OSに移行したことを発表しました。これにより、従来のシステム処理時間が30~50%と大幅に短縮され、業務の生産性向上に寄与しています。

1972年に設立されたモランボンは、「ジャン 焼肉の生だれ」「韓の食菜」、「キムチ」、「中華皮」、「鍋スープ」など多彩な調味料・調味食品の製造・販売を手掛けています。現在、3カ年の中期経営計画を推進しており、社員が一丸となって変革に取り組んでいます。

また中期経営計画の一環として、情報システム課が経営企画室へ組み入れられました。これにより、将来の事業計画・戦略に対してシステム面から支援することで、事業変革や生産性向上の推進に取り組むことができています。

食品製造業は人手を要する工程が多いため、他の製造業と比べて労働生産性が低く、少子高齢化に伴う人材不足の深刻化が農林水産省からも指摘されています。情報システム課では、2016年にオンプレミス環境の業務システムをパブリッククラウド環境へ移行、2018年にはWebからの受注処理をRPAツールで自動化するなど、これまでも新たな技術を積極的に取り入れながら業務改善を支援してきました。その一方で、急にオンプレミスからパブリッククラウドへ移行したことで、運用面で想定外の課題が発生していました。

システムの利用負荷によってレスポンスやバックアップに遅延が発生し、業務に支障をきたす事態が起きるようになっていたのです。例えば、受発注システムは1日約4万明細の注文の大半が集中する平日13〜15時頃に利用負荷が急増していました。パブリッククラウドでは一つのシステム負荷によって他のシステムが影響を受ける可能性を排除できず、さらなる成長を目指した経営戦略を推し進めるなか、同社はシステム基盤自体の置き換えを検討しました。

選定プロセスの結果、ハイパーコンバージドインフラストラクチャを利用したハイブリッドクラウド環境を構築するため、Nutanixの導入を決断しました。サービス事業者のデータセンターにNutanixでプライベートクラウドを構築し、オンプレミスとパブリッククラウドを繋ぐことで、ハイブリッドクラウド環境を整備しました。また業務時間内を避け、夜間にテストを実施しながら作業を行ったにも関わらず、約2カ月という短いスケジュールで10の業務システムを新しい環境に移行しています。

長年にわたり同社の情報システムを担当してきた、経営企画室 室長の姜 永 福(カンヨンボ)氏は次のように述べています。「これまで感じていたレスポンスの悪さや不確実性を払拭するため、全く新しい環境でスタートを切りたいと考えていました。システムの処理時間は、全体的に見て30〜50%程度に短縮できています。以前のようにレスポンス低下による処理遅延が発生しなくなり、安心して業務に取り組めることも、生産性向上につながっていると考えています。」

ニュータニックス・ジャパン合同会社 コーポレートバイスプレジデント兼社長 町田栄作は、次のように述べています。「このたび、モランボン様にNutanix Enterprise Cloud OSをご採用いただき大変光栄です。また今回は生産性向上に加え、バックアップと復旧の大幅な改善につながったことから、DR対策強化に貢献した点もご評価いただいております。Nutanixでは今後もモランボン様をはじめ、近年で頻発する自然災害リスクに直面する国内企業の事業継続に寄与していきたい所存です。」

本事例の詳細は、以下リンクよりご覧いただけます。
www.nutanix.com/jp/company/local-customers/moranbong
(以上)

Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアのグローバルリーダーであり、ハイパーコンバージドインフラストラクチャー・ソリューションのパイオニアです。Nutanixのソフトウェアは世界中の企業に採用されており、プライベートクラウド、マルチクラウドを対象に、単一のプラットフォームにて場所・規模を問わないアプリケーション管理を実現しています。詳細については、www.nutanix.com/jp をご覧いただくか、Twitterをフォローしてください (@NutanixJapan)。

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