ウォッチガード、Panda Securityの買収を完了
Panda Security早期アクセスプログラムを通じて高度なEDRソリューションを提供
2020年6月3日(水)-企業向け統合型セキュリティプラットフォーム(ネットワークセキュリティ/セキュアWi-Fi/多要素認証)のグローバルリーダであるWatchGuard(R)Technologiesの日本法人、ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表執行役員社長 谷口 忠彦、以下ウォッチガード)は本日、高度なエンドポイントプロテクションを提供するPanda Securityの買収を完了したことを発表しました。ウォッチガードは2020年3月に、Panda Security買収の正式契約の締結を発表しています。今回の買収完了を受けて、Panda Securityはウォッチガードの100%子会社となり、今後顧客やパートナーに対して、ネットワークからエンドポイントまで一貫して保護するセキュリティサービスを1社に集約して提供可能になります。
ウォッチガードのCEO、Prakash Panjwani(プラカッシュ・パンジワニ)は以下のようにコメントしています。
「私たちの顧客やパートナーは、中小/中堅企業独自のニーズや要件を満たすエンタープライズグレードのセキュリティを求めています。ウォッチガードは、こうしたセキュリティサービスをMSP向けのセキュリティプラットフォームとして提供することにフォーカスしており、セキュリティの提供を全方位的にシンプル化し、中小/中堅企業市場におけるセキュリティソリューションのデファクトスタンダードとして確固たるポジションを築いていきます。Panda Securityの買収完了、並びに今後予定されているPanda SecurityのポートフォリオとWatchGuard Cloudとの連携は、ウォッチガードにとって重要な節目となるとともに、私たちの顧客とパートナーに早期かつ長期にわたるメリットをもたらすものであり、セキュリティの複雑性、変化の著しいネットワークトポロジへの対応、あるいは多岐に渡るモデル選定など、皆様の共通した課題を解決することが可能になります。」
買収後の当面のフォーカスは、両社のパートナーや顧客が新たに拡大したセキュリティソリューションのポートフォリオを利用できるようにすることです。ポートフォリオの連携により、パートナーと顧客は高度な脅威検知/レスポンス機能から多くのメリットを得ることができます。これには、最新のAI機能、振舞いプロファイリング技術、最先端のセキュリティイベント相関分析、およびネットワークセキュリティからエンドポイントセキュリティまで横断した一元管理などの付加的な運用メリットが含まれています。
Panda Security早期アクセスプログラム
ウォッチガードのリセラーは、2020年6月1日に開始されるPanda Security早期アクセスプログラム経由で、エンドポイントプロテクションプラットフォーム(EPP)およびエンドポイント検知/レスポンス(EDR)機能、そして高度なレポーティングツール製品が含まれるPanda Adaptive Defense 360をすぐにアクセスして利用する事ができます。この新しいプログラムでは、ウォッチガードのパートナーに対してこれらの新製品に関する迅速なトレーニングを提供し、社内での実装を経てエンドユーザへの販売を可能にするように支援します。
「私たちは、Panda Securityの人材とテクノロジはウォッチガードの企業文化と目標に完全に合致していると信じています。昨今の世界的パンデミックの最中での、買収の最終ステージにおける協業と連携への取組みの開始はこれまでにない特別な経験です。私たちはそれぞれ在宅勤務のため、物理的に離れ離れになっていますが、共有した経験は私たちの関係をより早く緊密にし、さらにウォッチガードとPanda Securityは強力なコンビネーションになることを確認することができました」(プラカッシュ・パンジワニ)。
Panda SecurityのCEO、Juan Santamaria Uriarte(ホアン・サンタマリア・ウリアルテ)氏は次のように述べています。
「ウォッチガードの取締役会に参加し、ネットワークからエンドポイントまで、業界最高レベルのセキュリティソリューションを提供する新たな企業の構築を支援するために日常業務をこれからもアドバイスできることを喜ばしく思います。Panda Securityは企業として30年にわたり、カスタマーへの、また社員同士の情熱、献身、そして卓越したコミットメントという強力なカルチャーを育んできました。ウォッチガードのカルチャーとフォーカスは私たちのそれと鏡写しのようであり、ウォッチガードのメンバーとして新たな幕開けが開始されるにあたり、共に成功できることを大変楽しみにしています。」
買収手続きの一環として、Investing Profit Wisely(IPW)がVector CapitalとFrancisco Partnersに次いでウォッチガードの株主となり、Juan Santamaria Uriarte氏がウォッチガードの取締役会に参加します。今回の買収はPaul Hastings LLP、Cuatrecasas、Gonçalves Pereira LLPが担当しました。また、Jefferies Internationalが単独でPanda Securityの財務顧問を、そしてUría MenéndezがPanda Securityの販売店の法律顧問を務めました。
関連情報:
• ウォッチガードとPanda Security:広範な統合型セキュリティへの飛躍
www.watchguard.com/wgrd-products/endpoint/epp-edr(英語)
【Panda Securityについて】
Panda Securityは高度なサイバーセキュリティソリューションにおける先進のグローバルプロバイダであり、2020年で30周年を迎えました。同社はユーザを中心としたセキュリティ製品/サービスにおける包括的なポートフォリオを提供しており、不正なWebサイト、マルウェア、スパム、およびその他の標的型攻撃から人、デバイス、ネットワークを保護します。Panda Securityは企業や一般個人向けに高度なエンドポイントプロテクションや最先端のスレットハンティングサービス等豊富な機能を用意しており、複雑性を排除し、最大限のプロテクション機能を実現するべく、エンドポイントセキュリティにおけるセキュリティサービスの堅牢なポートフォリオをパッケージ化しています。
【Francisco Partnersについて】
Francisco Partnersは、グローバル規模の著名な未公開株式投資会社であり、テクノロジおよびテクノロジ企業への投資を専門としています。20年前に設立されて以来、これまで受託資本が約240億ドルに達し、275社以上のテクノロジ企業に投資した実績を持ち、テクノロジ産業で最もアクティブかつ経験の長い投資家の1社となっています。同社の業界と運用の深い専門知識を活用し、企業が潜在能力を存分に発揮できる機会に対して投資しています。詳細はwww.franciscopartners.comをご覧下さい。
【Vector Capitalについて】
Vector Capitalは、実績豊富なテクノロジ企業における革新的な投資を専門とする、グローバル規模の未公開株式投資会社大手です。現在約40億ドルの資本金を管理しており、積極的に経営陣と協業することで新たな財務およびビジネス戦略を立案・実行することで、企業の競争優位性を著しく改善し、従業員、顧客、ステークホルダの価値の向上に努めています。詳細はhttp://www.vectorcapital.comをご覧下さい。
【Investing Profit Wiselyについて】
Investing Profit Wisely(IPW)は、成長過程にあるソフトウェア企業の未公開および上場株式に特化した投資会社です。スペインにおける著名なテクノロジ投資会社の1つであり、投資および運用の深い専門知識を活用することで、担当企業の戦略的な変革を支援し、既存のマーケットセグメントへの浸透率を深めすることで売上の向上を図り、新たな業種や市場へのプレゼンスの拡大を目指しています。詳細はvisit www.ipw.esをご覧下さい。
【WatchGuard Technologiesについて】
WatchGuard(R)Technologiesは、ネットワークセキュリティ、セキュアWi-Fi、多要素認証、そしてネットワークインテリジェントを提供するグローバルリーダとして、全世界で約10,000社の販売パートナーとサービスプロバイダより80,000社以上の企業にエンタープライズクラスのセキュリティ製品とサービスを提供しています。ウォッチガードのミッションは、中堅・中小企業や分散型企業を含むすべての企業がエンタープライズレベルのセキュリティをシンプルに利用できるようにすることです。本社を米国ワシントン州シアトルに置き、北米、ヨーロッパ、アジア太平洋地区、中南米に支社を展開しています。日本法人であるウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社は、数多くのパートナーを通じて、国内で拡大する多様なセキュリティニーズへのソリューションを提供しています。詳細は www.watchguard.co.jp をご覧下さい。
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