Nutanix、ハイブリッド・マルチクラウド運用のサイロ化を解消するNutanix Cloud Platformの新機能を発表
Nutanix AOS 6とプラットフォームの刷新により、仮想ネットワーキング、セキュリティ、BC(事業継続)/DR(ディザスタリカバリ)を備えたエンタープライズグレードの仮想化を実現
Nutanix Inc.(本社:米国カリフォルニア州、プレジデント兼CEO: Rajiv Ramaswami 以下、Nutanix)は、Nutanix AOS™ 6の提供開始をはじめとする、Nutanix® Cloud Platformの新機能を発表しました。これらの新機能は、最新のソフトウェア定義型データセンターの構築と、ハイブリッド・マルチクラウドの導入を支援するものです。これまでは専用のハードウェア、ソフトウェア、スキルが必要でしたが、企業は新機能により、強力なビルトインの仮想ネットワーキング機能、強化されたディザスタリカバリ(DR)機能、シンプルなゼロトラストセキュリティ機能を実現できるほか、統合型プラットフォームNutanix Cloud Platformによって、単一のインターフェイスですべての機能の管理を行い、運用における負担を大幅に軽減することが可能です。
NutanixのCTOであるRajiv Miraniは、次のように述べています。「多くのお客様が求めているのは、それぞれの置かれた状況に最適なテクノロジーを、シンプル、柔軟、自由に選択できるクラウドソリューションです。Nutanix Cloud Platformは、ITチーム内のサイロ化を解消し、運用の簡素化を通してお客様がビジネスに専念できる環境の実現を支援します。今回の新機能では、セキュリティ、DR、仮想ネットワーキングなど、ハイブリッド・マルチクラウド環境で多くの企業が直面している共通の課題への対応に注力しました。」
ハイブリッド・マルチクラウド向けのシンプルな仮想プライベートクラウド
Nutanix AOS 6では、ネットワーク仮想化製品のFlow Networking™が提供されます。AHV®ハイパーバイザー上で提供される本製品は、ソフトウェア定義型の単一管理画面を採用しており、ネットワーク管理の簡易化を実現します。これにより企業やサービスプロバイダーは、仮想プライベートクラウド(VPC)を容易に構築し、ハードウェアスイッチやルーターへの依存を最小限に抑えつつ、クラウドライクな俊敏性をユーザーに提供することが可能になります。
Flow Networkingは仮想ネットワークをあらゆるパブリッククラウドおよびプライベートクラウドのインフラにブリッジング、拡張することができるVPN機能も提供します。専用の物理アプライアンスやその他の複雑な構成を必要とせず、オンデマンドでクラウド接続が可能になるため、コスト削減と運用の簡素化につながります。
エンタープライズグレードのBC(事業継続)とDR(ディザスタリカバリ)機能の提供拡大
Nutanix Cloud PlatformとAOS 6を導入することで、これまで専門のソリューションでのみに提供されていた、最新のBC/DR機能を利用できます。AOS 6には、パブリッククラウドをセカンダリサイトとして活用する機能や、災害発生時の自動フェイルオーバーを可能にする、ビルトインのAHVハイパーバイザーにネイティブ対応したメトロクラスタリングのサポート、DRトラフィック向けの包括的な暗号化機能などが搭載されています。最新のDRダッシュボードでは、プライマリサイトとセカンダリサイトにおけるDRの構成やステータスを総合的に把握することができます。これらの機能により、企業は専門的なDRハードウェアやソフトウェアを使用せずに、ライセンスコストの削減、リカバリ時間の短縮、運用の簡素化が実現でき、さらにはホットスタンバイの高コストなセカンダリサイトの削減も可能になります。これまで予算やスキルに余裕がなかった中堅・中小企業でも、堅牢なDR機能の実装が可能となり、災害から自社のビジネスをより効果的に保護することができるようになります。
ゼロトラスト・セキュリティポリシーの自動作成
ますます多くの企業がセキュリティにゼロトラスト・アプローチの採用を検討していますが、パブリッククラウドとプライベートクラウドを横断した環境では、効率的かつ効果的なポリシーの作成は大きなハードルとなります。こうした課題に対応するため、Nutanix Cloud Platformの新機能として、Flow Security Central™ SaaSプラットフォームを提供します。機械学習ベースのプランニングエンジンが企業のネットワークトラフィックを分析し、状況に適したFlowのマイクロセグメンテーションポリシーを自動で作成および提案します。企業は推奨されたポリシーを導入することで、仮想マシンのワークロードを潜在的な攻撃から保護することができます。
また、Nutanix Cloud Platformは、業界をリードするQualys Inc.の脆弱性管理検知/対応(VMDR)ソリューションとの統合を予定しており、仮想マシンの目線から脅威検知と脆弱性リスクの可視化機能による、セキュリティパッチ適用業務の効率化を実現します。Nutanix Filesでは保護機能が強化されており、4,000件以上の既知のランサムウェア攻撃シグネチャの検知・防御をサポートするとともに、新しいシグネチャの情報を動的に提供します。Nutanix AOS、Nutanix AHV、Nutanix Filesの各種製品は、サイバーセキュリティおよび相互運用性の厳格な基準を満たしており、米国国防総省情報ネットワークの承認製品リスト(APL)への追加が承認されました。
IDCのインフラストラクチャーシステム/プラットフォーム/テクノロジーグループ、リサーチ・バイスプレジデントであるEric Burgener氏は、次のように述べています。「新製品のAOS 6とNutanix Cloud Platformにおける仮想ネットワーキングとセキュリティの革新により、エンタープライズグレードの包括的なプラットフォームを提供し、極めてクリティカルなものを含むあらゆるアプリケーションをオンプレミスとパブリッククラウド上で運用することが可能になります。これらの新機能は、複数のクラウド環境で効率性と信頼性を獲得し、現在および将来のニーズをサポートしたいと考えている多くのエンタープライズ顧客の需要に応えるものです。」
仮想ネットワーキング機能とエンタープライズグレードのDR機能はすでに提供開始されており、今後はさらなるセキュリティの強化を予定しています。
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Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアのグローバルリーダーであり、ハイパーコンバージドインフラストラクチャー・ソリューションのパイオニアとして、お客様がビジネスの推進に集中できる、意識しなくて良いインビジブルなITインフラストラクチャー管理を実現しています。Nutanixのソフトウェアは世界中の企業に採用されており、単一のプラットフォームで、場所を問わずハイブリッドおよびマルチクラウド環境のあらゆるアプリを管理できるよう支援しています。詳細については、 www.nutanix.com/jp をご覧ください。Twitterは@NutanixJapanより、フォローしてください。
*本リリースは米国カリフォルニア州サンノゼで現地時間2021年9月21日に発表されたプレスリリースの抄訳版です。