2022年11月17日

Rubrik、ランサムウェア復旧の不確実性を排除する「Rubrik Cyber Recovery」を発表

Rubrik Security Cloudの構成要素である最新リリースは、シミュレーションと実際の復旧機能を通じ、サイバー攻撃対策を強化

The Zero Trust Data Security™カンパニーであるRubrik(本社:米国カリフォルニア州パロアルト、CEO:ビプル・シンハ(Bipul Sinha)、以下 Rubrik)は本日、信頼に基づくサイバー攻撃対策の強化と復旧作業の迅速化で企業を支援する「Rubrik Cyber Recovery」を発表しました。Rubrik Security Cloudの一環として提供される今回のRubrik Cyber Recoveryでは、企業が攻撃に対する予防を強化しつつ、運用ダウンタイムを最小限に抑えられるよう支援する2つ新機能を提供します。本機能では、企業のサイバー復旧計画を成功に導くテスト、検証、文書化を容易に行えます。また、データ内の最後のクリーンコピーを即座に復元し、本番環境に戻すと同時に、隔離された復旧環境内でアウトオブバンドのフォレンジック調査を実施できます。

ランサムウェア攻撃をはじめとするサイバーインシデントは、これまで以上に回避不能な脅威となっており、企業はその予防と対応に悪戦苦闘しています。Rubrik Zero Labsの第1回「データセキュリティの現状報告書(State of Data Security Report)」によると、世界のITセキュリティリーダーの92%は、攻撃発生時に事業継続性を維持できないことを懸念しています。さらに、サイバー攻撃発生時の自社のクリティカルなデータやビジネスアプリケーションの復旧能力に関して、取締役会の3分の1はほとんどまたは全く自信がない点も、本調査から明らかになりました。今日の企業に必要なのは、ビジネスにクリティカルな運用の回復作業を遅らせることなく、復旧計画の検証と脅威の調査を素早く行うことができる手段です。

受賞歴を誇る建築事務所Payette社のIT担当ディレクターであるダン・ガリヴァン(Dan Gallivan)氏は、次のように述べています。「データ復旧計画を用意しておくことは非常に重要です。Rubrikによって、事前の攻撃対策や監査人による対策の検証、サイバー攻撃が発生した場合の安全な復旧が可能です。こうした安心感は、当社のITセキュリティチームのみならず、企業全体にとっても極めて重要です。」

Rubrik Cyber Recoveryの主な機能は以下の通りです。
サイバー復旧計画の有効性を検証:Rubrik Cyber Recoveryでは、サイバー復旧計画の成功に関するテスト、検証、文書化を容易に行いつつ、パフォーマンス指標を追跡することで、復旧に関するSLA(サービス品質保証)を達成できるよう、確実に備えることが可能です。また、順序、タイミング、障害箇所など、復旧の手順書が機能するかを検証できます。復旧性能に関するレポートはオンデマンドでダウンロードでき、サイバー復旧機能の定期的なテストを実施しているかを確かめることができます。
バックアップスナップショットのクローンを作成し、セキュリティテストを高速化:Rubrik Cyber Recoveryでは、隔離された環境でスナップショットのクローンを素早く作成することで、企業のサイバー攻撃に対する予防能力を評価できます。この結果、破壊テストの実施が容易になり、自社のサイバー攻撃対策を強化できます。
復旧と平行してフォレンジック調査を実施:Rubrik Cyber Recoveryでは、隔離された環境で感染したスナップショットのフォレンジック調査を実施しつつ、最新の正常なスナップショットを使用し、事業継続性を素早く回復できます。

Rubrikのプレジデントであるダン・ロジャース(Dan Rogers)は、次のように述べています。「ITセキュリティチームの間では、サイバー攻撃からの復旧能力の確保に向けたプレッシャーが高まっている一方、取締役会と経営陣の間では、自社の復旧能力に対する信頼が欠如しています。Rubrik Cyber Recoveryにより、企業はサイバー攻撃から、より安全で予測可能な復旧を行えるだけでなく、ITセキュリティチームにとっては、自社の予防能力を証明することで、取締役会と経営陣の信頼を向上できます。Rubrik Security Cloudは進化を続けており、自社のデータを保護するお客様の防御体制をさらに強化しています。」

データ・オブザーバビリティ(可観測性)のサポートをクラウドに拡大
さらにRubrikは本日、「ランサムウェア監視と調査」と「機密データ監視と管理」の両製品がMicrosoft OneDrive/SharePoint、NAS Cloud Direct、Azure Virtual Machinesをサポートすることも発表しました。これにより企業は、リスクの高いクラウドベースのワークロード内で、ランサムウェアの影響と機密データの漏洩に対する可視性を向上できます。Rubrikは今後も、より多くのクラウドワークロード向けに機能を拡大し、企業内、クラウド、SaaSのあらゆるデータの保護を支援していきます。

Rubrik(ルーブリック)について
サイバーセキュリティ企業であるRubrikは、世界のデータを安全に保護することをミッションとしており、The Zero Trust Data Security™の先駆者として、企業がサイバー攻撃、悪意のあるインサイダー、および業務の中断に対するビジネスの回復力を達成できるよう支援します。機械学習を活用したRubrik Security Cloudは、オンプレミス、クラウド、およびSaaSアプリケーション全体のデータを安全に保護します。またRubrikは、データの安全性を維持し、厳しい条件下でのデータの可用性を実現するとともに、データのリスクと脅威を継続的に監視し、インフラストラクチャが攻撃された場合でもデータと共にビジネスの復旧を支援します。
Webサイト: www.rubrik.com/ja/
Rubrik日本法人Facebook: www.facebook.com/Rubrik.JP

本プレスリリースは、米国で2022年11月16日(現地時間)に発表されたプレスリリースの抄訳版です。

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