パシフィックビジネスコンサルティング、独インカディア社と協業 し、自動車販売事業者向けソリューションの国内展開を開始
~Microsoft Azureを活用し、Microsoft Dynamics NAVのクラウドサービスとして提供~
株式会社パシフィックビジネスコンサルティング(本社:品川区、代表取締役社長:小林 敏樹、以下PBC)は、グローバルで自動車販売市場にディーラーマネジメントシステム(DMS)およびサービスを提供する独インカディア社(incadea GmbH、本社 独ミュンヘン、CEO Patrick Katenkamp)と協業し、国内の自動車販売事業者に向けて「incadea.dms」の提供を開始すると発表しました。PBCは、incadea.dmsを日本語化し、マイクロソフトが提供するERP(統合基幹業務パッケージ)「Microsoft Dynamics NAV」(以下DynamicsNAV)のアドオンソリューションとして提供するとともに、日本特有の機能も順次追加していきます。提供開始は2017年10月を予定しており、「Microsoft Azure」を活用したクラウドサービスとして利用することが可能です。
DMSは、見込顧客の管理から商談履歴、下取り車の査定や自動車の販売、納車前点検、アフターサービスに至るまで、カーディーラーに求められる業務を一元的に管理できるシステムです。インカディア社のincadea.dmsは、マイクロソフト社のERP製品であるDynamics NAVをベースに開発されたDMSです。そのため、財務・会計を主とするERPと顧客・在庫・リソース管理・マーケティングといった主要な機能がリアルタイムで連携でき、業務効率化をもたらします。またOffice 365やPower BI、Microsoft Azureの各種サービスとの連携による業務の効率化など、マイクロソフト製品としての強みを活かしたシステム構築が行えます。
incadea.dmsは、IoT先進国であるドイツで開発され、早くからヨーロッパ市場に投入されてきました。そして最近ではアジア市場に於いても導入が進んでいます。かねてより自動車業界への取り組みを事業戦略の柱のひとつとして掲げていたPBCでは、incadea.dmsの優位性と、グローバルにおける実績に着目し、今回の協業に至りました。一方インカディア社は、日本市場においてDynamics NAVの導入に強みを持つPBCをパートナーとすることでアジア市場における展開を強化します。
【参考価格】
3ユーザー:月額3万円~
※導入費用は含まれません。
【販売開始日】
2017年10月予定
【販売方法】
直販のみ
【マイクロソフトからのコメント】
マイクロソフトより以下のコメントを頂戴しております。
Microsoft Corporation Microsoft Dynamics NAV 担当テクニカルエバンジェリスト Freddy Kristiansen氏
PBCとインカディア社の協業に関するリリースをお祝いします。PBCとマイクロソフトの開発チームは長年にわたり共に歩んできました。そのことからも、PBCはアジア地域における最も経験豊富なトップベンダーの1社であると断言できます。Microsoft Dynamics NAVは拡張性が高く、またソースコードの管理が容易なグローバル対応ERPです。Incadea.dmsはそのDynamics NAVにディーラー向けの革新的な機能が組込まれたものです。PBCがこのDMSを日本市場へ展開すると同時に、PBCのビジネスも拡大していくことでしょう。
<インカディア社について>
インカディア社は、米国に本社を置くCox Automotiveの子会社として2000年に設立。以来、Dynamics NAVをベースに、自動車業界に特化したソリューションを提供してきました。現在では、90ヵ国、4,000社、95,000ユーザーの実績を誇り、自動車小売業および卸売市場を対象にグローバルにビジネスを展開しています。インカディア社のDMS、およびビジネスインテリジェンス(BI)、顧客・車両管理ソリューションは、最新のMicrosoft Dynamicsのテクノロジーをベースに開発されたものです。これらのソリューションは、グローバル自動車メーカーやOEM、ディーラーに利用されています。ドイツ本社を中心に、オーストリア、中国、デンマーク、ギリシャ、インド、イタリア、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル、ロシア、韓国、スペイン、スウェーデン、台湾、トルコ、UAEに拠点を持ち、さらに世界各国のチャネルパートナーとのネットワークを活かして、BMW、TOYOTA、Volkswagen、Peugeot/Citroën、Ford、Scania、General Motors、メルセデスベンツといった名だたる企業にソリューションを提供してきました。 www.incadea.com/
<Cox Automotiveについて>
Cox Automotive Inc.は、米国アトランタに本社を置き、売上高180億USドルを誇るCox Enterprises Inc.の子会社です。自動車業界向けのエコシステムを通じて、世界中の消費者、ディーラー、メーカーに対して変革をもたらしてきました。Cox Automotiveファミリーには、Autotrader®を含む、Dealer.com®、Dealerrack®、incadea、Kelley BlueBook®、Manheim®、NextGearCapital®、vAuto®、Xtime®などが挙げられます。200拠点に33,000人の社員を持ち、さらには40,000を超えるディーラーを提携するなど、米国では最も高い認知度とブランド力を誇ります。 www.coxautoinc.com
<Dynamics NAVについて>
Dynamics NAVは1984年の製品発売以来、中堅・中小企業向けERPソリューションとしてその地位をグローバル市場にて確立してきました。シンプルなデザインでありながらも高い機能性を備えていることから、スピーディなスモールスタートが可能で、必要に応じて稼動後に拡張できることが特長です。現時点で165の国や地域で販売、約3,500社のパートナー企業が提供しており、導入実績は全世界で12万社以上に上っています。
【株式会社パシフィックビジネスコンサルティングについて】
パシフィックビジネスコンサルティング(PBC)は、1993年に設立、近年はMicrosoft AzureやOffice 365、Microsoft Dynamics製品をトータルで提案しており、Microsoft Dynamicsについては現在国内外で300サイトほどの導入実績と、100名超の導入体制を有しています。2001年度よりMicrosoft Dynamics NAVの導入及びコンサルティングを開始した日本で最も古いDynamicsソリューションベンダーです。以来、多くの導入プロジェクトを手掛けるとともに、同製品の日本版・中国版・香港・タイ・ベトナム版及び各種業種別ソリューション(製造・小売・貿易・保守メンテナンス業向け)を市場に提供してきました。Microsoft Dynamics AX(旧称Axapta)については、2004年に独自に日本語化を実施し、他社に先駆け日本国内への導入を実行しました。昨今エンタープライズ企業の導入を手掛ける機会が増えており、2010年以来、5年連続でMicrosoft Dynamicsのグローバルアワードを獲得しています。また、「PIPOL」「AXPact」というMicrosoft Dynamics AX/NAV/CRMを取り扱う世界最大規模のグローバルネットワークの日本代表としても活動しており、国内の導入はもとより、バイリンガルコンサルタントによる日系企業のグローバル展開、および外資系企業のアジアパシフィック領域への導入プロジェクト支援を強みとしています。