2017年5月30日

株式会社エネルギア・コミュニケーションズ、最新データセンター 運営業務にHPE Arubaの無線LANソリューションを導入

~働き方改革の強力な推進、ならびに災害時など地域への貢献環境整備を一気に実現~

Aruba, a Hewlett Packard Enterprise company(NYSE: HPE、米国カリフォルニア州サンタクララ、以下「HPE Aruba」)は、株式会社エネルギア・コミュニケーションズ(以下「エネコム」、本社:広島県広島市、取締役社長 熊谷 銳)が、同社最新のデータセンター「EneWings広島データセンター」の運営業務にHPE Arubaの各種WLANソリューションを導入したことをお知らせします。これにより、エネコムが推進する働き方改革の一環であるフリーアドレスや仮想デスクトップ環境の整備を含めた情報通信インフラ基盤の整備を実現しました。また地域に根差した情報通信事業者として、万一の災害時などには地域住民にWLANを提供するなど、倒壊する危険性の少ないDCの利点を生かして地域に貢献できる環境も整えました。現在、契約者や社内の重要なデータを強固に守りつつ高速で常時安定した無線通信を実現するHPE ArubaのIEEE802.11ac対応のアクセスポイント(以下AP)がDC内の業務運営フロアに設置され、WLAN環境全体の可視化と運用管理の一元化を可能にするHPE Aruba AirWave、ならびに認証基盤としてセキュアなアクセスを実現するHPE Aruba ClearPassが導入されています。

導入の背景
中国地域を事業基盤として情報通信事業を展開するエネコムでは、個人・法人向けのインターネット接続サービスをはじめ、堅牢かつ安全なDCサービスやサーバーリソースを提供するクラウドサービス、Web会議が利用できるアプリケーションサービス等、ビジネスに不可欠な情報通信基盤を顧客に提供しています。同社が2016年12月、広島駅前に新たに設置した「EneWings広島データセンター」は、新幹線の駅から徒歩圏内という好立地と、2つの変電所から電力供給を受けるなど強固なBCP体制を備えるもので、契約者に高い信頼性と安全性を提供する充実した環境整備が展開されています。

「お客様のニーズに沿った、ナンバーワンサービスの提供」を企業理念とする同社では、業務における俊敏性や効率性を一層向上させるべく、現在「働き方改革」プロジェクトを推進しています。フリーアドレスによるコミュニケーションの活性化やオフィススペースの有効活用、仮想デスクトップの採用によるシンプルな端末運用など、働き方改革を支えるオフィス環境整備には、施設内のどこにいても高速で安定し、かつ安全なネットワークアクセスが可能なWLAN環境が不可欠と考えられました。

また執務エリアで利用するLANだけでなく、監視用のインフラやDCに訪れたお客様向けに開放するゲストWi-Fiなど、その用途は多岐にわたり、これらを安全かつ円滑に運用する必要がありました。

HPE Aruba 選定の決め手と構成
こうしたDC特有の厳しい基準や多様な用途要件を満たし、従来より運用してきたRadiusとの接続性も最適な包括的WLANソリューションとして今回選定されたのが、HPE ArubaのIEEE802.11ac対応AP、統合的なネットワーク監視を実現する「HPE Aruba AirWave」、統合認証基盤「HPE Aruba ClearPass」です。

選定の主な理由は下記の通りです。
ビジネス要求を満たす高品質なアクセスを実現できること
同じ IEEE802.11ac規格に基づく製品でも、負荷分散や電波自動 調整、デバイス接続とローミングの制御、アプリ ケーション識別など先進機能が搭載されたHPE Aruba製品は顧客体験が大きく異なる。また世界的な導入実績と高い評価により、顧客に快適環境を提供するとともに、働き方改革を大きく推進するネットワーク基盤実現が期待できた。

初のWLAN全社的展開にも優しい速やかな導入と可視化されたシンプルな運用管理が可能なこと
現場の見えない電波をHPE Aruba AirWaveが可視化。AirWave内に蓄積されたログの解析によりトラブル発生時の対応にも役立つこと。また、施工上交換が必要な場合や急遽セグメントの追加の必要が生じた場合等にも、最小限の設定のみで集中的にコンフィギュレーションを流し込めること。さらに、執務エリアでは万一の故障の場合に備え、無線エリアを重複させるなど設置環境の冗長化が必要となるが、電波がかぶった場合でもチャネルの自動調整などにより最適な電波環境が維持できること。

強固なネット ワークセキュリティの実現
ポリシーベースの AAA(認証・認可・アカウンティング)ソリュー ション、HPE Aruba ClearPassにより、あらゆるユーザー・デバイスに対し 適切なネットワークアクセスが実現できる。不審な挙動を検知して自動的にブロックするなど、アク セス権限を変更するような実運用に即した機能を備えること。

無線LANの快適利用で、働き方改革を強力に推進
クライアントマッチ機能により、会議室など一度に多くの人がアクセスするような高密度環境下でも、リソースの均等な割り振りが自動的に行われる。DC内の現場作業中でも、待ち時間などに執務用SSIDにアクセスしメール確認するなど効率的に他の業務を行える。また証明書をタブレットにインストールして監視エリアで使うなど、デバイス活用の幅が広がること。

同社 通信技術本部 局内設備構築部長 梅木 弘文氏は、今回のWLAN基盤導入が、働き方改革に与えた影響についてこう述べています。

「新たに設置したDCでは、働き方改革を旗印に新しいことを取り入れていこうという機運が高まり、これを支える基盤として、施設内のどこにいても高速で安定したセキュアなネットワークアクセスが可能なHPE Arubaの無線LAN環境を導入しました。現在では、一部フリーアドレス化も実現し、組織の壁を越えてコミュニケーションが活発になっています。オフィススペースも効率的、柔軟に活用できるようになり、会議室の確保も以前より楽になっています。自分のPCを持ち寄ってWLANを介してネットワーク接続し、その場で打合せするメンバーも増え、ペーパーレスに貢献するだけでなく、WLANの利便性が広く理解されたことで働き方も大きく変わってきました」

今後の展開
エネコムでは、現状一部で展開しているフリーアドレスの範囲を拡大し、DC全体での働き方改革の一層の推進を計画しています。また現状DC内のみで展開されているWLANを、通信設備が設置されている局舎内にもAPを設置しリアルタイムで情報共有できる環境構築にも期待しており,さらには、フリーアドレスと相まって一層利便性と効率を高めるプレゼンスやチャット機能などUC環境整備の検討も進めたいと考えています。

<関連資料>
*本件に関する導入事例ホワイトペーパーは、以下よりご参照下さい
www.arubanetworks.com/assets/_ja/cs/CS_EnergiaCommunications.pdf

株式会社エネルギア・コミュニケーションズについて
地域に根差した通信事業会社として情報通信事業サービスを展開しており、インターネット接続サービスをはじめ、堅牢かつ安全なデータセンターサービスやサーバーリソースを提供するクラウドサービス、Web会議などのアプリケーションサービスなど、ビジネスに欠かせない情報通信の基盤をお客様に提供。信頼性と安全性の高い情報通信インフラを提供するための環境づくりに注力しています。 詳細は www.enecom.co.jp/index.html をご覧ください

Aruba, a Hewlett Packard Enterprise companyについて
Aruba, a Hewlett Packard Enterprise companyは、全世界のあらゆる規模の企業に次世代ネットワーク・ソリューションを提供する主要プロバイダです。モバイルに精通し、仕事やプライベートのあらゆる場面でクラウドベースのビジネス・アプリを活用する新世代の能力を企業が最大に引き出せるよう支援するITソリューションを提供しています。

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