2017年6月15日

Box、新しいデスクトップ・アプリケーション「Box Drive」を発表

~企業向けとして唯一の容量無制限のクラウド・ドライブを提供するベータ版の新しいデスクトップ・アプリケーション~

エンタープライズ向けクラウド・コンテンツ・マネジメントの分野をリードするBox, Inc.(本社:カリフォルニア州レッドウッド、NYSE: BOX、以下Box)は本日、従来のネットワーク共有ドライブと同じ感覚で、Boxに保管されたすべてのファイルにセキュアにアクセスできる新しいデスクトップ・アプリケーション「Box Drive」を発表しました。「Box Drive」の導入により、デスクトップの快適さを保ちつつ、ファイルの作成、編集、検索、共有といったBoxの先進的な機能をすべて利用することができます。Windows、MacOS、仮想デスクトップ・ インフラストラクチャ(VDI)で利用可能な「Box Drive」は、企業やチームが速やかにコンテンツを活用してコラボレーションを行い、生産性を高めるための最も簡単な手段です。

Boxの共同創業者兼CEOであるアーロン・レヴィは次のように述べています。「『Box Drive』は、クラウドへの制限のないアクセスを、世界中の企業で働く何億もの人々が慣れ親しんでいるデスクトップ体験と直感的かつネイティブに統合したものです。『Box Drive』の導入によって、コンテンツを活用したコラボレーションがかつてないほど容易になるほか、費用のかさむネットワーク・ファイル共有からの脱却が可能になります。『Box Drive』によって、企業はクラウド移行の促進、セキュリティの強化、ITコストの大幅な削減を実現できます。」

生産性とコラボレーションの向上
さまざまな業務がクラウドに移行する中、「Box Drive」によってクラウドへの切り替えが非常に容易になります。「Box Drive」を利用することにより、クラウド内のすべてのファイルに簡単にアクセスできるようになるため、ローカル・ハードドライブの制約がなくなります。さらに、よりシンプルで直観的なリアルタイムのコラボレーションが可能になります。

「Box Drive」は、Windows ExplorerとMac Finderにネイティブに統合された既知のファイル・ファインダー・インターフェースを使用しているため、ワンクリックで「Box Drive」フォルダを開き、すべてのBoxコンテンツへ即座にアクセスすることが可能です。例えば、新規文書の作成、PDFの編集、新しい動画のアップロードを行った場合は、すべての変更が自動的にBoxに保存され、チームメンバー向けに直ちに可視化されるため、生産性が向上し、コラボレーションが強化されます。

Vector Mediaのダン・ドラート‐ハンキンス(Dan Dorato-Hankins)氏は次のように述べています。「『Box Drive』は、従来型のファイル共有を続けている企業のクラウド移行を円滑かつ容易にしてくれます。当社では、『Box Drive』の導入によってBoxの利用が50%以上増え、全国の事業所でチームのコラボレーションが大幅に拡大しました。会社データへのアクセスが非常に容易になった一方で、銀行の金庫レベルのセキュリティを確保することができました。」

従来型のネットワーク・ファイル共有から容易な管理へ移行
「Box Drive」内のファイルは、ネットワーク・ドライブ内のファイルと同じように扱えるため、使用方法を習得しやすく、導入が容易です。外部とのコラボレーション、検索、バージョン管理などの高度な機能も利用できるようになります。「Box Drive」は、働き方を変えずに速やかにクラウドの導入を可能とします。ネットワーク・ファイル共有のような従来型インフラの場合、ハードウェア、ソフトウェア、メンテナンスに年間数百万ドルのコストがかかる可能性がありますが、Boxユーザーの78%はすでにそうした費用のかさむインフラからの移行を開始しています。Boxは、不動産、医療、金融サービスなどに携わるさまざまな企業がBox導入により従来型インフラを排除した場合、3年間で130万ドルから600万ドル以上のコスト削減を実現できると見込んでいます。

あらゆる規模の企業にエンタープライズグレードのセキュリティと優れた防御を提供
クラウド移行のメリットは、生産性の向上とコストの削減だけではありません。エンタープライズグレードのセキュリティとコンプライアンスのほか、データ損失のリスク軽減も実現できます。「Box Drive」は導入が容易なだけでなく、クラウド内で重要なビジネス情報を扱えるようになるため、デバイスの紛失や盗難に際してローカルに保存されたファイルが悪用されるリスクが軽減されます。また、企業向けのエンタープライズグレードのセキュリティや国際的な規制ガイドラインのほか、HIPAA(Health Insurance Portability and Accountability Act of 6;医療保険の携行性と責任に関する法律)、FINRA(Financial Industry Regulatory Authority;米国の金融業規制機構)、FedRAMP(Federal Risk and Authorization Management Program;米国政府によるクラウドサービスのためのセキュリティ基準)、拘束力を有する企業規則(Binding Corporate Rules)、「Box Governance」などのデータコンプライアンス対応のための機能のメリットを得ることができます。

Constellation Research社のアラン・レポフスキー(Alan Lepofsky)氏は次のように述べています。「クラウドストレージ導入の成功は、企業のインフラコスト削減とコンテンツのセキュリティおよびコンプライアンスの強化へ寄与するとともに、従業員へ適切なコンテンツを適切なタイミングで提供することを可能にします。この分野における最新のトレンドの一つとして、ファイルを必要な時にクラウドからエンドユーザーへ配信するオンデマンド・ストリーミングがあげられます。ストリーミングにより、ファイルをローカルのハードドライブに常時同期させる必要がなくなります。」

Boxを利用するIT管理者は、「Device Trust」を利用してセキュリティポリシーを強化し、企業が管理または暗号化しているようなセキュアなデバイスのみにBoxへのアクセス権を付与することも可能です。

価格および提供情報
「Box Drive」のパブリックベータ版は本日公開され、すべてのBoxユーザーへ無料で提供されます。「Box Drive」の詳細については、www.box.com/driveまたは当社のブログ(英語)をご覧ください。 参考情報
Ÿ「Box Drive」概要資料/サービス画面の画像:cloud.app.box.com/s/5epod3ix38e5r35d0hr2rgr3ex5gh8bx  Ÿ「Box Drive」紹介動画:www.youtube.com/watch?v=CaNZ0pGpedw&feature=youtu.be 

本リリースはBox Inc.が2017年6月14日(現地時間)付けで発表したプレスリリースの抄訳版です。

Boxについて
Box (NYSE: BOX)は、安全に人と情報とアプリケーションを連携させながら、組織の働き方を変革させるクラウド・コンテンツ・マネジメント企業です。2005年に設立され、アストラゼネカ、ゼネラル・エレクトリック、P&G、GAPをはじめとする74,000以上のグローバル企業を支援しています。Boxは、カリフォルニア州レッドウッドに本社を置き、米国、ヨーロッパ、アジアに拠点を持っています。Boxの詳細は、www.box.com/ja_JP/ にてご覧ください。株式会社Box JapanはBox Inc.の日本法人です。