2018年12月7日

シーメンス、鳥取県のバイオマス発電所に蒸気タービンを提供

・日本におけるバイオマス発電所向け蒸気タービンの連続受注
・産業用蒸気タービンの日本の事業拡大、市場の地位を強固に
・高い発電効率と世界的に豊富な実績による信頼性が高い評価を獲得

シーメンス株式会社(東京都品川区、代表取締役社長兼CEO:藤田研一、以下シーメンス)は、東洋エンジニアリング株式会社から蒸気タービンと関連製品を日本におけるバイオマス発電所向けに受注しました。受注した機器は、発電出力54.5MWの蒸気タービン、発電機、周辺機器です。これらの機器はシンエネルギー開発株式会社が事業開発を推進し、2022年に鳥取県米子市にて営業運転開始予定のバイオマス発電所にて活用されます。この受注は、茨城県、富山県のバイオマス発電所向けに続く、東洋エンジニアリング株式会社からの受注であり、同社との協力により実現したものです。

シーメンスは、日本市場におけるエネルギー事業戦略の柱の一つとして、バイオマス発電所向け蒸気タービンの拡販を図っています。今回のプロジェクトにおいてシーメンスが提案した蒸気タービンは、高効率である特徴が市場から高い評価を受けています。高い発電効率は、発電所の経済性・採算性の向上、また環境負荷の低減に貢献します。シーメンスは今年、日本国内のバイオマス発電所向けに蒸気タービンを連続して受注し事業を拡大、蒸気タービンメーカーとして、メンテナンス体制を含めて、日本市場に強固な地位を築いていきます。

シーメンスの蒸気タービンは世界の市場リーダーの地位を誇ります。2MWから1,900MWにわたる幅広い発電出力で様々な発電に対応する信頼性の高い蒸気タービンを提供しています。施工が容易であり、短い据付期間と経済性の高い運用を可能にします。世界的に豊富な納入、運転実績はシーメンス蒸気タービンの信頼性の証であり、多くのユーザーの支持を得る理由となっています。

高い発電効率と世界的に豊富な実績が、日本国内で高い評価を獲得し、今回の採用に結実しました。

「この度の弊社蒸気タービンのご採用を大変光栄に思います。2018年に弊社はバイオマス発電向け蒸気タービンの受注に連続して成功し、日本における産業用蒸気タービンの事業拡大につながりました。これらの経験、実績を活かし、今後も国内市場に積極的に取り組み、事業者様の利益に貢献する高効率蒸気タービンをご提供していくことで、日本における再生エネルギー、バイオマス発電の発展に寄与できるよう努めてまいります。」とシーメンス株式会社代表取締役社長兼CEO藤田研一は述べております。 

■ シーメンスAGについて
シーメンスAG(本社:ベルリンおよびミュンヘン)は、170年にわたり、卓越したエンジニアリング、イノベーション、品質と信頼性、そして国際性を象徴するグローバルなテクノロジー企業でありつづけています。電化、自動化、デジタル化の分野を中心に、世界中で事業を展開しています。シーメンスはエネルギー効率に優れた省資源技術を世界で最も多く提供している企業のひとつであり、効率低な発電および送電ソリューションの主要サプライヤー、そしてインフラストラクチャー・ソリューションならびに産業向け自動化ソリューション、ドライブ・ソリューションとソフトウェア・ソリューションのパイオニアです。さらにシーメンスは、コンピュータ断層撮影装置(CT)や磁気共鳴画像診断装置(MR)などの医用画像診断装置の大手サプライヤーでもあり、臨床検査および医療情報ITのリーダーでもあります。2018年9月末に終了した2018年度において、継続事業の売上高は830億ユーロ、純利益は61億ユーロでした。2018年9月末時点の全世界の社員数は37万9000人です。詳しい情報は、www.siemens.comにてご覧いただけます。

■ 日本におけるシーメンスグループ
シーメンスは、1887年に東京・築地に初めてのオフィスを開設して以来、130年にわたり日本のお客様から信頼を寄せられるパートナーとして尽力してまいりました。海外のシーメンス同様、都市化、人口動態、気候変動、グローバル化、そしてデジタル化といったメガトレンドに対して最適なソリューションをご提案しています。シーメンスは先進的な製品やサービス、ソリューションにより、お客様に競争優位性をご提供しつづけるとともに、昨今の環境問題に対応してまいります。2017年9月末に終了した2017年度において、日本のシーメンスの売上高は約1469億円、社員数はおよそ2,250人です。詳しい情報はwww.siemens.com/jp/jaにてご覧いただけます。