2019年11月21日

デジサート、CNNにVerified Mark 証明書を発行、BIMIメール規格の重要基盤を構築

~ デジサート、パイロット試験段階、運用を通じて認証済みロゴを必要とする新規格をサポート ~

米デジサート・インク(本社:ユタ州リーハイ、代表者:ジョン・メリル(John Merrill)、CEO、非公開企業、以下デジサート)は2019年10月10日、メール送信を大規模に行うドメインであるCNN.comに対し、世界で初めてVM(Verified Mark、認証マーク)証明書を発行したことを発表しました。この証明書によりCNNは、認証済みロゴを必要とするBIMI(Brand Indicators for Message Identification、メッセージ識別用ブランドインジケーター)bimigroup.org/規格のパイロット試験への参加準備が整った最初の企業となります。

VM証明書は、メール送信者のドメインに紐づくロゴに信頼性を提供する新しいタイプのデジタル証明書です。VM証明書は、BIMIの現在のパイロット試験では使用されていませんが、企業ロゴが不正に使用されていないことを大々的にに保証できる方法であるため、今後BIMI規格の要件になることが見込まれています。企業は、顧客へのメールで自社を識別させるための優れた方法を模索してきましたが、BIMI向けのVM証明書により認証されたブランドマークが表示できるようになります。

Yahoo!メールは、現在BIMIのパイロット試験を実施しています。Googleは、独自のBIMIパイロット試験の実施(英語記事)www.prnewswire.com/news-releases/google-joins-authindicators-working-group-and-commits-to-bimi-pilot-300890074.htmlを2020年に予定していますが、具体的なタイミングや、VM証明書が要件となるかどうかについてのコメントは得られていません。その他のメールプロバイダーも、各社独自のBIMI実装を来年開始することが見込まれています。

Valimailwww.valimail.com/の業界イニシアティブ担当ディレクターであり、BIMI規格を開発しているAuthIndicators Working Groupの議長を務めるセス・ブランク(Seth Blank)氏は、次のように述べています。「CNNがVM証明書を利用したBIMIを採用したことは、メールエコシステムの革新的な発展であり、CNNの技術的リーダーシップを示しています。デジサートが、インターネットメールの重要な強化のための基盤作りを支援することは、高く評価されます。AuthIndicators Working Groupは、CNNのリーダーシップに多くのブランドが続くものと期待しています。」

デジサートの製品責任者であるジェレミー・ローリー(Jeremy Rowley)は、次のように述べています。「BIMIパイロットプログラムの下でVM証明書の実現可能性とメリットをグローバルブランドに示す最初のステップにおいて、CNNやAuthIndicators Working Groupのメンバーと連携できることを嬉しく思っています。VM証明書は大規模な発行が求められており、デジサートはその能力を提供できるよう最大限のサポートをしていきます。」

ドメイン向けVM証明書を利用したBIMIサービスの先進プロバイダーであるValimailのCEO兼共同創設者であり、AuthIndicators Working Groupの共同創設者でもあるアレキサンダー・ガルシアトバー(Alexander Garc?a-Tobar)氏は、次のように述べています。「この2、3年間にBIMIが見せた進展に驚いています。VM証明書を使ってロゴを認証できることは、非常に大きな前進です。Valimailは、業界で、また自社製品で、BIMIとVM証明書をサポートすることをお約束いたします。メールテクノロジーの重要な強化でデジサートと連携できることを喜んでいます。」

BIMIは、受信したメールが信頼されたメッセージであることを送信者指定のロゴで示すための、セキュアなグローバルフレームワークを提供する新規格です。これにより、ドメイン所有者は、各ドメインから送信される信頼されたメールメッセージの横に、受信フォルダー内で表示されるロゴを指定できるようになります。

BIMIが機能するには、メールとロゴの両方が正しく認証される必要があります。メールは、認証されなかったメールの隔離または拒否のポリシーを備えるDMARC(Domain-based Message Authentication, Receiving & Conformance)規格に準じて認証される必要があり、ロゴ自体はVM証明書により認証されます。

デジサートがCNN.com向けに発行したVM証明書は、多数のコンシューマーへのメール送信を行うドメイン向けとして初めて発行された証明書となります。この証明書を取得したCNN(ドメインはすでにDMARCによる認証を行なっています)は、来年予定されているVM証明書を使ったBIMIパイロット試験に参加するため「全システム準備完了」体制が整ったことになります。

VM証明書、BIMI、DMARCが広く普及すると、ブランドはコンシューマーに対して認知され、安心を提供するブランドマークによって瞬時に見分けることができる認証メッセージにより受信フォルダー内からオンラインプレゼンスを強化できます。

デジサートは、現在パイロットプロジェクトを展開しており、2020年の早い段階ではVM証明書をDigiCert CertCentralプラットフォームにも実装予定で、お客様を支援する準備が整っています。パイロット試験への参加方法の詳細については、https://bimigroup.org/ または valimail.com/amplifyをご覧ください。

デジサート(DigiCert、Inc.)について;
米デジサート・インク(本社:ユタ州リーハイ、代表者;ジョン・メリル(John Merrill)、CEO、非公開企業)は、認証及び暗号化を提供する、拡張性高いTLS/SSL、PKIソリューションのグローバルリーダーです。Fortune 500の89%、世界のトップ100銀行の97%を含む、最も革新的な企業の殆どが、自身のWebサーバやIoTwww.digicert.com/jp/internet-of-things/デバイスの認証、及び暗号化に、デジサートの卓越した製品を選択しています。デジサートは、その認証ライフサイクル・マネジメント・プラットフォーム、CertCentral(R)www.digicert.com/jp/digicert-pki-platform/により、いかなる規模のPKI導入にも対応できる、TLS/SSLwww.digicert.com/jp/及びその他の電子認証方式をサポートしています。デジサートは、そのエンタープライズ・グレードのマネジメント・プラットフォーム、迅速で博識な顧客サポート、及び市場を牽引する成長で知られてきました。また、デジサート・ジャパンはデジサート・インクの100%子会社になります。

※本プレスリリースは、2019年10月10日に米国ユタ州リーハイで配信されたプレスリリースの抄訳です。

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