2017年2月9日

ノキアとエネルギア・コミュニケーションズ、G.fast固定超高速ブロードバンドアクセス技術の日本における販売店契約を締結

両社のパートナーショップを、G.fastの商用展開から次世代ウルトラブロードバンドアクセスの販売店モデルへと発展

ノキアソリューションズ&ネットワークス株式会社(東京都港区、代表取締役社長ジェイ・ウォン、以下ノキア)は、株式会社エネルギア・コミュニケーションズ(以下、エネコム)と販売店契約を締結し、日本国内でG.fast固定超高速ブローバンドアクセス技術の販売を開始します。エネコムはノキアの提供する次世代のブロードバンドアクセス技術であるG.fastの国内初の顧客であり、今後はノキアの販売店として日本国内で固定アクセス技術を提供します。

このG.fastは、光ファイバー配線のない集合住宅のような短距離のメタル回線を使用して光ファイバーと同程度の速度を実現するためのソリューションです。エネコムの製品ポートフォリオに追加されたこの新たなサービスによって、同社は、従来のVDSL2技術に代わる迅速、簡単かつ安価なサービスを加入者に提供でき、電気通信事業分野における事業及び利益の拡大が可能になります。

エネコム社長 熊谷鋭氏は次のように述べています。「1年前、エネコムはノキアが提供するG.fast技術の日本初の顧客となり、ワールドワイドでも早期に導入をしました。ノキアのサービスには大変満足しており、固定アクセス事業におけるノキアの技術と強みに多大な信頼を置いています。そのことが両社の関係性を良好な販売店モデルへと進化させた要因でもあります。」

ノキアソリューションズ&ネットワークス株式会社代表取締役社長 ジェイ・ウォンは次のように述べています。「エネコムとのパートナーシップを通じて、G.fast技術の国内における展開を進め、これまでウルトラブロードバンドへのアクセスが難しかった加入者の方にブロードバンドアクセスを提供していきます。ノキアにとって重要な市場の1つである日本において、今回の共同事業がお客様の発展に貢献できるよう全力を尽くして参ります。」

Did you know?

  • ベル研究所が開発したベクタリング技術を採用したG.fastソリューションは、クロストークによる干渉を低減し、通信速度を向上させます。
  • ベル研究所のXG-FAST技術を使用することで、ノキアはメタル回線による通信速度の世界記録10Gbpsを達成し、業界のイノベーションをリードしています。

■エネコムについて
エネコムは、主に中国地域を事業基盤として、地域に根差した情報通信事業(電気通信事業と情報処理事業)を展開しています。また、平成28年12月に、EneWings広島データセンターのサービスを開始しました。詳細は、www.enecom.co.jp/ をご覧ください。
EneWingsデータセンターの詳細は、www.enecom.co.jp/business/enewings/data_center/index.html

■ノキアについて
ノキアは、人とモノをつなぐ技術分野における世界的なリーダー企業です。ベル研究所とNokia Technologiesのイノベーションを基盤として、つながる世界の中心的役割を果たす先進技術の開発とライセンス供与を推進しています。

あらゆる種類のネットワーク向けの最先端ソフトウェア、ハードウェア、サービスを提供するノキアは、5G、クラウド、IoT(モノのインターネット)の実用化に向けて通信事業者、政府機関、大手企業のお客様を支援できる、唯一の企業です。
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