2019年2月5日

読書を通じて子どもたちの豊かな感性を引き出す「第7回わくわく文庫読書感想文コンクール」授賞式開催報告

株式会社日本コスモトピア(本社:大阪市淀川区 代表取締役:下向峰子)は、読書支援教材である「わくわく文庫」を使用している学習者を対象に「第7回わくわく文庫読書感想文コンクール」を、2018年10月14日(日)に東京・御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターにて「未来をつくる教育フォーラム2018」と共に授賞式を開催しました。今回は、全国から500点を越える多数の応募作品から、感受性が豊かで発想に富んだ感想文35点が受賞作として選ばれました。また、審査委員長に絵本作家、池田あきこ先生を迎え各部門賞を選出し、それぞれの作品に対してもご講評されました。詳細は、別紙の報告書で紹介しています。
これまでの開催実績を元に、次回、「第8回わくわく文庫読書感想文コンクール」を2019年夏に募集を行い、秋に授賞式を開催する予定です。

第7回わくわく文庫感想文コンクール授賞式

◆わくわく文庫とは
 日本コスモトピアが「子どもたちに読書を通じて美しい日本語を知ってほしい」「豊かな表現力を身につけてほしい」という想いで企画・制作した読書支援教材です。プロのナレーターの朗読を聞きながら、実際の書籍の活字を目で追って本を読むという読書支援システムです。
 目と耳の両方からストーリーを受け取ることによって、本を読むことに集中し、物語の内容を深く理解できるようになります。主に、学習塾や生涯学習教室で利用されています。
 創設以来、この『わくわく文庫』を通して現在までに累計20万人以上の小学生・中学生を中心に子どもたちが読書を進めてきました。子どもたちの心には、多くの感動や共感、不思議が渦を巻いているようです。本を読みながら涙する子や、楽しくてお友達に紹介カードを書く子、親に本を買ってほしいと言う子、学校での出来事をよく話すようになった子など、様々なエピソードが生まれています。

<わくわく文庫解説動画>

◆「わくわく文庫読書感想文コンクール」とは
 当社では、この子どもたちの心の変化や思いを表現できる場をつくりたいと考え、2012年に「わくわく文庫読書感想文コンクール」を立ち上げました。日本全国の教室から感想文が寄せられ、年々応募数も増えて、今年で7回目を迎えました。子どもたちが読書の楽しさ、素晴らしさを改めて知ることで、より豊かな人間性を育むとともに、読書を推進するきっかけを作ることを目的としています。
 2017年からは、「人生の先輩の部」を新設し、日頃、「わくわく文庫」で読書に励む小中学生を見守る家族、先生、生涯学習教室で「脳トレ読書」を楽しむ受講生やスタッフの方々にも参加を呼び掛け、「人生の先輩」として、子どもたちへのメッセージが発信されました。
 今回の「第7 回わくわく文庫読書感想文コンクール」には、全国から553 名の応募がありました。その
中から、感受性豊かで発想に富んだ感想文35 点が受賞作として選ばれています。

<主な受賞作品名>
「おおきなきがほしい」「ツェねずみ」「じごくのそうべえ」「親指姫」「大造じいさんとがん」「武田信玄」他

・「子どもの部」:低学年・中学年・高学年各部門での金賞1 名(合計3 名)、審査員長特別賞1 名、日本コスモトピア社長賞2 名、入選18 名
・「人生の先輩の部」:金賞1 名、日本コスモトピア特別賞2 名、入選8 名

◆審査委員長 絵本作家・池田あきこ氏
 代表作「猫のダヤン」シリーズ。1983年に初めてダヤンを描き、その後ダヤンを主人公とした物語を多数生み出していく。 旅をイラストとエッセイでつづったスケッチ紀行のシリーズや教科書の挿絵なども手がけ、幅広く活躍。

賞状の授与
賞状の授与
授賞式会場では、金賞受賞者ご本人に感想文の朗読をしていただきました。そして審査員長の絵本作家池田あきこ先生は、やさしく愛情溢れた講評をされて、会場は心あたたまる感動に包まれました。
「子どもの部」では、たくさんの子どもらしい感性の作品が集まり、その作品のひとつひとつに自由な発想と共に大人たちがつい忘れがちな純粋で大切な思いが込められていました。
金賞受賞者による感想文朗読
金賞受賞者による感想文朗読
「人生の先輩の部」では子どものときに読んだ作品を大人になって読み返し、子どもの時に感じたことと、大人になってからの感じ方の違いや成長を文章に表現し、日々の生活の中で忘れていた感性に改めて気付かされ、未来の大人たちに静かにメッセージを送るような作品が多数応募されました。

今後も読書を通じて子どもたちの豊かな感性を引き出すことができるように、引き続きコンクールを開催する予定です。次回、「第8 回わくわく文庫読書感想文コンクール」は2019 年夏に募集を行い、秋に授
賞式を開催(詳細は後日発表予定)します。

<開催実績>
【第7 回わくわく文庫読書感想文コンクール・開催概要】
・2018 年 7 月 2 日~8 月31 日 読書感想文応募期間
・2018 年 9 月 3 日~9 月13 日 第一次選考:弊社制作部
・2018 年 9 月14 日~9 月25 日 最終選考:審査員長
【第7 回わくわく文庫読書感想文コンクール授賞式・開催概要】
 日 時:2018 年10 月14 日(日)
 会 場:御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター
 主催:株式会社日本コスモトピア

<過去の読書感想文コンクール実績>
第1 回わくわく文庫読書感想文コンクール (応募者数 71 名)・授賞式開催日:2012 年9 月9 日
 審査員長 加藤純子氏(児童文学作家)

第2 回わくわく文庫読書感想文コンクール (応募者数383 名)・授賞式開催日:2013 年9 月8 日
 審査員長 早坂隆氏(ノンフィクション作家)

第3 回わくわく文庫読書感想文コンクール (応募者数477 名)・授賞式開催日:2014 年9 月7 日
 審査員長 早坂隆氏(ノンフィクション作家)

第4 回わくわく文庫読書感想文コンクール (応募者数620 名)・授賞式開催日:2015 年9 月6 日
 審査員長 志茂田景樹氏(小説家・絵本作家)

第5 回わくわく文庫読書感想文コンクール (応募者数453 名)・授賞式開催日:2016 年10 月16 日
 審査員長 池田あきこ氏(絵本作家)

第6 回わくわく文庫読書感想文コンクール (応募者数533 名)・授賞式開催日:2017 年9 月3 日
 審査員長 志茂田景樹氏(小説家・絵本作家)
 人生の先輩の部 創設

第7 回わくわく文庫読書感想文コンクール(応募者数553 名)・授賞式開催日:2018 年10 月14 日
 審査員長 池田あきこ氏 (絵本作家)

◆感想文コンクールの受賞者や、その保護者の方々からの声
「わくわく文庫で本を読むようになり、今年で3年目になります。
読書は以前から好きでしたが、今回の感想文を読んで感じたことは、想像力が豊かになったなということ
です。文章を書くうえで、想像力というのはとても大事だと思いました。これからも、娘たちには沢山の
本と出会い、色々なことを感じて想像し、表現をしてほしいです。」(小学3年生・女子の保護者)

関連情報

www.cosmotopia.co.jp/edu/kyozai/wakuwaku.html

「本は言葉の宝箱。 わくわく文庫は『多種多様な宝箱を沢山渡してあげられたらいいな』という思いで始
めました。 『銀河鉄道の夜』は、『ちゃんと文庫で読みたい』と言われて、一緒に書店で探した本です。
熱心に読み『この本、好き』と、教えてくれました。入賞の知らせを聞いた時は、『わくわく文庫からの宝
箱を、自分で開けて、宝物を取り出したんだなあ~』と思い、嬉しくなりました。」(小学5年生・男子の
保護者)

【株式会社日本コスモトピアについて】
 「社会を変える“学び”をデザインする」。教育現場の多様なニーズに応えるために教材はどうあるべきか。創立以来36 年、日本コスモトピアは考え続けています。私たちの前身は学習塾です。いろいろなクラス形態、指導形態を試みているうちに「教えること」自体よりも「教材」の大切さに思い至り、1989 年から教材制作に取り組み始めました。基礎基本を大切にした何度でも繰り返しトレーニングができるプリント教材、学習内容の理解を助けるきめ細やかなマルチメディア解説、脳の力を向上させる知育型教材などで構成された多くの教材を、時代と共にIT 技術も駆使しながら作成しています。同時に教育現場での活用支援として勉強会を数多く実施するなどICT 教育コーディネーターとしての活動も行っています。
<事業内容>
【学校】公立学校のASP 配信型及びタブレット型学習教材システム及びコンテンツの企画・制作・販売
【学習塾】学習教材(小・中・高校の主要教科)のシステム及びコンテンツの企画・制作・販売
【生涯学習教室】パソコン学習用教材や脳のアンチエイジングを考えたシニア向け教材コンテンツの企画・制作・販売
<トピックス>
○開発途上国などで教育支援を行うNGO 団体「Room to Read」と連携(2013 年9 月~)
〇世界のビジネス賞 米国スティービーアワード2014・国際ビジネス大賞(パリ大会)においてブロンズ賞を受賞しました(2014 年10 月)
〇ヨーロッパ品質管理協会の品質功績賞ゴールド・カテゴリーを受賞(2015 年6 月)

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