ジュニパーネットワークス（本社：カリフォルニア州サニーベール、NYSE: JNPR）とエリクソン（本社：ストックホルム、NASDAQ: ERIC）は本日、2008年以来のパートナーシップをさらに推進し、新たに5Gトランスポートネットワークとセキュリティにおいて共同ソリューションを強化することを発表しました。

5G対応ネットワークの導入を検討しているサービスプロバイダは、複雑さを排除して利便性を確保したトランスポートインフラや運用、サービスデリバリのソリューションとして、エリクソンとジュニパーネットワークスの共同ポートフォリオに期待を寄せています。今回の発表は、このような顧客ニーズに応えるものです。

エリクソンのネットワークスライシング向けソリューションの進化に伴い、ジュニパーネットワークスのSDNコントローラ「NorthStar」はエリクソンの「Dynamic Orchestration」と連携して、データセンターゲートウェイを含めた基地局からパケットコアネットワークまでを、シームレスにコントロールできるようになりました。これにより、トランスポートドメインにおける接続サービスをエンドツーエンドのネットワークスライスに統合し、自動化することが可能になります。このソリューションで、エリクソンの「Wide Area Network Orchestrator（WANO）」は接続サービスを構成する階層化SDNコントローラとして機能します。

今回エリクソンのネットワークスライシングソリューションに追加されたトランスポートオーケストレーションは、ネットワークスライス向けの帯域保証や、レイテンシといった主要なパフォーマンス指標を提供します。トランスポートドメインにおけるスライシングもまた、エリクソンの「Dynamic Orchestration」によるソフトウェアネットワークスライシングと、ジュニパーネットワークスの「MXシリーズ」が提供する「Junos」のノードスライシング（ハードネットワークスライシング）と組み合わせることで強化されます。さらに、「Ericsson Radio System」と組み合わせれば、セキュアで最適化、分離化された共通のインフラ上でエンドツーエンドのネットワークスライスを実現することができます。

セキュリティ分野では、エリクソンの「RANソリューション」にジュニパーネットワークスのソリューションを統合します。新たに発表された「5G High Layer vRAN」に加えて、「Juniper SRX」や「vSRX」ゲートウェイ製品がIPSecセキュリティソリューションとしてエリクソンのセキュリティ機能を補完し、ネットワーク全体のセキュリティフレームワークを向上、拡張させます。

ジュニパーネットワークの「PTX」、「MX」、「SRX」は、「Ericsson Security Manager」にネイティブに統合されます。これにより、セキュリティポリシーのコンプライアンス強化と、堅牢で自動化されたモニタリングが可能になり、製品を市場に投入するまでの時間短縮を図ることができます。

参考情報：
本プレスリリースは、2019年2月20日（現地時間）に米国では発表されたプレスリリースの抄訳版です。リリース全文については原文（英語）をご参照ください。

エリクソンについて
エリクソンは、コネクティビティから最大限の価値を創造する通信サービスプロバイダーをお手伝いします。ネットワーク、デジタルサービス、マネージドサービス、新しいビジネスにわたるポートフォリオを持ち、お客様のデジタル化、効率向上、新たな収益源の発掘をお手伝いします。エリクソンのイノベーションへの投資は、電話とモバイルブロードバンドのメリットを世界中の何十億もの人々にもたらしてきました。エリクソンは、ストックホルムとニューヨークのナスダックに上場しています。http://www.ericsson.com

ジュニパーネットワークスについて
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